水中トレーニング

2008年2月 1日 (金)

水中トレーニングについて

本日朝、交通事故以来初めて走った。火曜日に事故があり、その日の朝以来のランニングだったので、中二日の休養。間はそれほど空いていないのだが、休養中はほとんど寝てばかりだったので、やはり体が重かった。慣らし目的だったので、ジョギング程度で走ったが、いつもの距離を無理なく走れたので、安心した。ただ、走った後は頭が少し重かった。

午前中に整形外科の外来にかかったが、今現在で痛みがないのなら、いわゆる天気病みの心配も少ないだろうと医師から言われた。受傷後3日頃から痛みが強くなるケースが一般には多いそうだ。だから、今日の経過が良いのは安心の徴なのだろう。私の方から、そろそろトレーニングを始めたいと申し出たが、医師の顔は渋かった。「せめてランニングだけでも...」と食い下がったところ、軽くならば良いと許可をいただけた。許可もなにも、今日から勝手に走り始めているのだが...。自己判断で行ったことの事後承諾を医師に取り付けるのは、看護師の悪い癖かもしれない...。

でも、リンクに復帰する勇気は、さすがに私にもない。医師からも、それは来週にするようにと言われた。

トレーニングをしないと、一日が暇である。せっかくの時間なので、ブログのエントリーを少し増やしておきたい。

水中トレーニングをやってみて感じたことだが...。もちろん、この体験は火曜日の事故以前のことである。

そもそものきっかけは、節約したいからだった。昨年までは、リンク入場料をその都度支払っていたのだが、併設されているスポーツ施設の会員になると、リンク入場料がタダになることを知った。折りよく、正月から入会金無料のキャンペーンが始まったので、迷わず会員になった。スポーツクラブの月会費と月毎のリンク入場料の実績とを比べたら、スポーツクラブに入会した方が安くなる見込みだったのだ。

せっかくスポーツクラブに入会したのだからと、リンクだけでなく、ジムやプール、サウナなども利用するようになった。ただ、サウナは楽しみ方がよくわからないので、数分居て退屈になったら出る程度。それよりも、ジャグジーが温かくて楽しいし、気持ち良い。リンクで滑った後、ジャグジーで体を温めて、それからプールでトレーニングを始める。トレーニングといっても、フィギュア用のメニューなど誰も教えてくれないので、自分で適当に考えたものだが...。方法は、自分なりのやり方だが、できるだけ詳しく記したい。でも、トレーニングの量は割愛させてほしい。もし、参考にと思われる方がいらっしゃったとしても、トレーニング量には個人差があって当然だし、個々の事情や疲労の度合いに応じて決める方が効果があると思うのだ。

まず、水中ウォーキング。これは、プールサイドにやり方が書いてあるのだが、歩幅を広くとり、体の上下動をしっかりしながら歩くのがコツらしい。あと、前進と後退の両方をやるようだ。カニのように横歩きも勧められていた。横歩きは、おそらく中臀筋や内転筋など片脚滑走で重要になる筋肉を鍛える効果があると思う。ただ、私のトレーニングでは、これはカット。それらの筋肉は、陸上の別メニューで強化できるので。

水中ウォーキングでの私なりの目的は、前進ではアクセルジャンプ、後進ではトゥジャンプの動作の強化。

前進の場合、両脚のストライドを大きく広げ、軸足でしっかりプールの底を掴んで、瞬間で爪先立ちになる。動脚(フリーレッグ)は思いっきり腿上げをしながら膝を曲げ、腿の前面が腹にくっつきそうになるまで上げる。ちょうど、格闘技の膝蹴りのような格好。爪先立ちのまま、ここで静止する。陸上では不安定な動きだが、水中では浮力が助けてくれるので結構楽にできる。もちろん、ずっと止まっていたら後続の人たちの迷惑になるので、一呼吸おいたら動脚を下ろして最初の姿勢(両脚を前後に大きく開いて腰を落とす)に戻る。る体を水中に沈める間も、軸足をいきなり落とさず、爪先立ちから滑らかに踵を下ろしていくのが大事だと思う。

水の抵抗を感じながらも素早く行う腿上げは、きっとアクセルジャンプの動作に役立つと思う...多分だが...。あと、軸足の足の裏でプールの底を感じながら爪先立ちを保つのは、足の裏の筋力増強に役立つだろう。この、足の裏や足関節の使い方の差が、スケーティングやジャンプの決定的な違いにつながると、私は考えている。少なくとも、ダンスの経験のある人たちには、足の裏の大切さについては理解してもらえると思う。ましてや、接地面が無機質な鉄の歯でしかないスケート靴なのだから、靴底の面を上手に使えるか否かがパフォーマンスを左右することは、自明なことだと私は考えている。

次に、後進での水中ウォーキング。これも両脚を前後に開いて、軸足を爪先立ちにして、少し静止を保った後で静かに下ろして元の姿勢になる、というのでは前進と同じ。腿上げはそれほど激しくなく、動脚の爪先が軸脚の膝のあたりにくる、ちょうどスタンドスピンのポジションのような姿勢で爪先立ちになるようにしている。

ただ、最初の前後開脚の姿勢の時、トゥジャンプの踏み切りの姿勢を意識している。動脚(前側の脚、スケーティングレッグにあたる)はしっかりと膝を曲げ、軸脚(後側の脚、トゥを突く足にあたる)は膝を曲げずに後方に伸ばし、足の指の付け根でプールの底を突く。そのきっかけで、前方の脚を後方の脚へと素早く寄せて、軸脚一本で爪先立ちになる。この、前方の脚を寄せる動作の時に足の裏をプールの底で滑らせながら寄せていくと、なお実際に近いと思われる。

氷上でのトゥジャンプは、踏み切り直後に両脚を一本の軸に集める動作が大事だと考えている。その際に、あわてて跳ぶのではなく、スケーティングレッグを滑らせながら軸脚に寄せていく、それによって回転力が生まれると先生からは教わっている。大人にはかなり難しい動きではあるが...。これに近い動作を、水中の抵抗を感じながら行うのは、きっと良いトレーニングではないかと考えているのだ。ただ、私のやり方では、左に軸足が来た時には、そのまま左軸で爪先立ちをすることになる。本来なら、左でトゥを突く(トゥループの踏み切り)でも、軸は右側(前側の脚=スケーティングレッグ)にあるべきであり、トゥを突いた側で立つ動作は間違いのはずである。

このことから理解していただけたらと思うが、後進しながらトゥを突いてその足で爪先立ちになるのは、氷上でのトゥジャンプとは異なる。トゥジャンプでは、あくまでもスケーティングレッグに荷重の主があり、そこから右軸に集めるのがセオリーだろう。トゥを突いたその足で軸を形成するというほど単純ではないはずである。余談になるが、この手の問題を考えていると、フリップやルッツがいかに難しいジャンプか理解できる気がする。

実は、水中でトゥをついてバックスクラッチの姿勢になる動作も試してみたのだが、それだと本当にジャンプせねばならず、あまりにも水しぶきが大きくなって周囲に顰蹙を買う気がしたのだ。ウォーキングコースに人が少ない時にはアリかもしれない。

あと一つ...クロール。

私の育った地方は、四方が海や湖、河川と水に関わる自然が豊かである。そのおかげで、小さい頃から水泳が盛んで、私も小学校の頃はよく泳いでいた。あまり上手な方ではなかったが、高校入学後は夏休みに遠泳の合宿もあったので、水泳とは馴染み深い子供時代だった。

だが、高校卒業後は全然泳いだことはない。大学の体育も柔道だったし...。これは、スケートで上手に転ぶヒントになった。久しぶりに泳いだら、25mくらいで息があがってしまった。それでも、泳ぎ方を忘れていなかったのは助かった。

2週間くらい練習していたら、結構泳げるようになったが、クロールで気づいたのは、ここでも軸を使っていること。バタ足もそうなのだが、特に腕のストロークは軸がものを言う。右、左、右とリズム良くストロークを行っていくためには、体幹の軸を意識してそこから精一杯腕を伸ばす必要がある。速く泳ぐためには、腕と胸の屈筋群を使って力強く水をかくのが勝負だと思うが、効率良く泳ぐためには、体軸から十分に腕を伸ばしてあげるのがコツだと思うのだ。そして、氷上でスネークを行うように、右、左、右と小刻みに体幹をロールさせると、腕のストロークが大きくできるようだ。

水泳の効果として、肩周りの筋肉の強化がよく言われる。観客にアピールできる力強さを身に付けるためには、フィギュアでも必要なことだと思う。でも、それだけでなく、体軸を使ってリズム良く動作する、そういうスポーツでは基本的なスキルを身に付けるのにも意味のあるトレーニングかなと考えている。その効果かはわからないが、バックのスネークが、なんとなくわかってきた。まだ、イン→アウトで15回くらいしかできないので、全然なのだが、以前よりはマシになってきた。

ある先生からうかがったが、フィギュア選手の合宿でも水泳は取り入れることがあるそうだ。主な目的は体力増強で、フィギュアで使う動作の強化を水中で行うという話はきいたことがないとおっしゃっていた。でも、アクアビクスも盛んな現代なので、氷上のジャンプ動作のおさらいを、浮力を利用して行うのも、結構アリではないかと考える。例えば、ハーネスを使わないと再現できない空中動作を、跳び込み用のプールなどで再現することも可能ではないのか?

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