« 脳震盪について | トップページ | マスターズを終えて »

2015年3月17日 (火)

アフリカン・シンフォニー

感謝すべきは、毎年2月になるとマスターズチャレンジカップの案内を送って下さることだ。

前年度の出場者には、F.S.C.銀盤サテライトの方が欠かさず送付して下さる。今年も出場申し込みをすることができた。この春より博士後期課程も2年目に入るので、研究も佳境に入る。仕事も相変わらずであり、どこまで練習できるかわからないが、とにかく頑張ろうと思う。

昨年5月、マスターズの本番少し前に、先生には”カルメン前奏曲”は今回(昨年の大会)で終えたいと申し出た。「何かやりたい曲はありますか?」と尋ねて下さり、私が答えたのが、アフリカン・シンフォニーをもう一度やりたい、であった。

2009年、2010年のマスターズにアフリカン・シンフォニーで出場したが、スケーティングの安定性、特にバックインエッジが使えないとか、スピンが全然回れないなど、課題山積の状態で本番を迎えた。「下手で上等!」がモットーなので、課題が残っているのはいつものことであり、下位に沈んだ結果には納得している。でも、別の意味で悔しさが残った。岩井直溥先生の1970年代の神アレンジで認知されている吹奏楽曲なのだから、もっと良い演技ができなかったものか、忸怩たる思いが続いていた。曲に対して申し訳なかったと思うのである。

社会人なのだから、特に2010年は転職と結婚とが春に重なったので、それにもかかわらず精一杯練習したと思う。でも、もう少し良い演技にならなかったものか....今でも拘りがある。

それから5年が経過するが、スケートが上手になったとは思えない。練習は続けており、スケートがどんどん面白くなっている。ただ滑る、それだけでも本当にワクワクするし、ごく簡単なターンやステップの練習でも奥の深さを感じる。ジャンプやスピンも、限られた時間ではあるが夢中になって練習できている。ただ、下手の横好きというか....上達は実感できない。「こんなに練習しても、マスターズでは評価されないだろうなぁ....」という気持ちは染みついている。

でも、それが大事なのだと思う。大人なのだから!

一生懸命やったことでも、必ずしも評価されるものではないことは、骨身に沁みている。仕事なんて、その連続である。ただ、給料をきちんともらえていること、それに勝る評価はないし、それで上等としなければやっていけない世界である。プロなのだから!評価のためにではなく、お金を頂くために仕事しているのであり、それで十分だと思う。

ましてや、素人愛好家の世界であるフィギュアで評価してもらおう...と思うこと自体が、おこがましいのかもしれない。私より上手な人はゴマンといるし、私より沢山練習している人達も数多いだろう。勝ち負けの世界ではないし、そこに拘った時点で負けてしまうような気もする。とにかく、続けられること、5分でも10分でも練習できること、そこに価値があると思うし、それが私にとっては全てだと思う。

昨年のマスターズの後にも、似たようなことを書いた記憶があるが、そんなことを繰り返し、繰り返し思いながら、続けている。その思いの先に、パーカッションが躍動する出だしがあるはずである。4拍2小節の出だしに続けて、ホーンの重厚な響きとなる。その時にきちんと動き出せるか、体がブレずに滑り出せるかが勝負であり、そこから始まる演技のために、全てがあるのだと思う。演技後の評価のためではなく、音楽が鳴った時のために、自分は練習しているのかもしれない。

5年前よりも、練習量は格段に減っている。仕方ない、状況が変わっているのだから。

でも、この5年間、スケートを続けられたという事実は、私にとって変えがたい財産である。

”カルメン前奏曲”は、本当に大変なプログラムだった。でも、何度も何度も練習し、そこで得た経験、勘、コツを、もう一度”アフリカン・シンフォニー”で活かせたら、2010年の自分を越えられるかもしれない。どう越えられるのか、イメージはつかないのだけれど、峠道をうねうねと登っていくように、とにかく頑張ろうと思う。

« 脳震盪について | トップページ | マスターズを終えて »

コメント

おひさしぶりです

高校野球の応援ですっかり
有名になった アフリカン~~
リベンジも加えて がんばって下さい
野性味たっぷりの
肉食系男子の滑りを
期待しま~~す
(後日画像チェックしますよん)

PS 私も相変わらず週一
邦和でボソボソ滑ってますよ(*^_^*)

たまひろいさん、こんにちは。読んで下さりありがとうございます。

アフリカンシンフォニー、本当に甲子園では耳にしない試合は無いですね。あの熱さを表現できればなぁと思って練習しています。

>>野性味たっぷりの
>>肉食系男子の滑りを
>>期待しま~~す

先生の振付がそんな感じでして...(汗。
とにかく、ビースト・モード全開で滑りたいと思います。
↓(イメージ画像 嘘!)
http://www.nfljapan.com/streaming/20150202-7665.html

動画は、本家ビースト・モードのマショーン・リンチ(シーホークス 背番号24)です。敵にヒットされても倒れない、とにかく走り続ける姿が好きです。もっとも、この試合、私が応援していたのは、相手チームの方でしたが。

邦和には、随分ご無沙汰しておりますが、大人の皆さんもお元気だと、地元から通っている人から聞いております。マスターズの動画が、たまひろいさんにも刺激になってくれるよう、私も頑張っていきます!!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アフリカン・シンフォニー:

« 脳震盪について | トップページ | マスターズを終えて »

バナー

フォト
無料ブログはココログ