« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »

2013年5月

2013年5月19日 (日)

マスターズに出場しました

昨日、5月18日(土)に開催された、第19回マスターズチャレンジカップ(ダイドードリンコアイスアリーナ 東京都東伏見)に出場しました。

男性40歳台のH組男子、出場10人中で7位という成績でした。得点も2.2点~2.6点と、目標としていた平均2.7点を大きく下回りましたし、傍目からみれば、あまり胸を張れない成績だとは思います。でも、練習の成果は出ましたし、「これが自分の実力です」と言い切れる内容です。何より、最下位だった昨年よりも順位も点数も良いですし。

”スケートコムコム 暖房室”の管理人である、お気楽さんは朝から会場に来て下さり、ずっと希望者の撮影をしてくれました。私の演技も動画掲載をして下さってますので、もしよかったらのぞいてみて下さい。リンクはこちらです

昨日を振り返って、一番に良かったことは、コンディショニングが上手くいったことです。6年前の初めての出場の時には、自動車での移動時間や労力、演技前のウォームアップや靴を履くタイミングなどが手さぐりの状況でした。特に、練習不足の不安から、6年前には当日の午前3時に江戸川のアイススケート場を一人で貸し切る(約2万5千円也)という暴挙に出て、更に、都内で道を間違えて六本木から新橋を経て銀座→深川から江戸川にたどり着くという、とんでもない東京見物をマイカーでしてしまいました。週末の深夜、酔っぱらったサラリーマン達が大挙している新橋交差点を左折する怖さは、六本木の大交差点を右折するのに匹敵することを学びました(笑)。おかげで、練習というよりも試合前に消耗するだけの直前貸切となってしまいました。その後も2年ほど、一人貸切は敢行しましたが。

そういった経験も重ねながら、ここ2、3年は無理をせず、演技開始時間を逆算しながら、今、何をすべきかを考えることができるようになったと思います。大きな流れでは、ゴールデンウィークの段階でも曲かけでダブルを跳ばなかったことから、今回もジャンプは全てシングルにすることを決めきったことも、良いコンディションを作る流れになったと考えております。

当日の9時から20分間あった公式練習に出させてもらいましたが、本当に体が良く動いてくれました。最初は、柔らかめの氷にちょっととまどいましたが、すぐに慣れ、ジャンプもイメージ通りに降りられました。苦手のアクセルはツーフットが続いたりして四苦八苦しましたが、20分間のうちに、段々と良い感覚を掴めるようになりました。午前中に車内で休息し、軽めの食事をし、午後から少しずつウォームアップしてひと汗かき、それからゆっくりと支度をしたことで、演技直前の5分間練習の頃には自分の中にリズムができていたと思います。

だから、5分間練習も本番の演技も、緊張はしてましたが、とても気持ちよく滑ることができました。自分にとっては、それが何より嬉しかったです。

演技そのものは、反省点が沢山あります。演技中でエッジを正しくつかえず、失速したりつまづきそうになったところが幾つかありました。

一番残念なのは、アクセルー回転不足ですが軸を保って降りれたと思いますーの後、ループに入るためのRFIからのモホークでLBIがちゃんと入らずにブレーキとなったため、ループジャンプが不安定になったことです。それでも、「今年は降りる!」の一念で、なんとか転ばずにこなすことができました。決して恰好良いジャンプではないですが...。

二つ目の残念は、最初のジャンプのルッツーこれを見る度に、浅田選手の批判をする自分が恥ずかしくなりますーに入る前のLFOからのモホークでバランスを崩したことです。それで失速してしまい、本当は1Lz+1Tのコンビネーションの予定が、ルッツ単独になってしまいました。そのためではないのですが、中盤のフリップは、単独ジャンプの予定が勢い余って1T二つをつけた三連続になってしまいました。正直、無我夢中でした。跳んでる時に、「おぉ~」と客席の声が聞こえたので、ちょっと嬉しかったです(^^)。

もう一つ残念だったのが、最後のジャンプである1S+1Tの後、右脚でインスリーをして跳びあがるという動作が二回続くのですが、その二回目でつんのめってしまったために、直後のピポット(1/2周)で正面を向くという動作をちゃんとできなかったことです。このミスは、コンビネーションのセカンドである1Tのチェックが短かったために、曲と合わなくなって、とまどってしまったのが原因だと思います。ジャンプのランディング後が詰まり気味なのも、先生から指摘されていますので、その点も大きな改善点だと思います。

そういう細かなミスや拙さが幾つかありましたが、先生と約束した、「転倒してプログラムの流れを壊さない」という目標は達成できたと思います。ミスしながらも、なんとかフォローして滑り続けられたことも、やはり練習の成果だったと思うのです。

スピンやジャンプの癖は、前のエントリーにも記しましたが、今後、地道に改善していこうと思います。特にスピンは、交通事故による頸椎の傷害が少しずつ良くなっているようで、やっと集中して練習できるようになってきています。なので、来年はもう少し、”ちゃんとした”エレメンツになることを目標にしたいです。そうすれば、ジャッジの評価も、もう少し良くなると考えています。

同じクラスでも、私より上手な方々は沢山いますし、私よりも熱心に練習している人も多いのかもしれません。そうういう方たちと一緒に滑られることは、他に替えがたい経験ですし、本当に沢山のことを学べています。他の人達の良いところ、強いところがどこなのか、目を皿のようにして観ていけたらと思います。それは、トップ選手達の演技を応援する時も同じではありますが。また、その意味では、今回は自分の演技のコンディショニングばかりに気を向けており、他のクラスの競技を観ておりませんでした。ちょっと、勿体なかったかもしれません。もっとも、他の人達の優れたところを見つけても、おいそれと「盗む」ことができないのも、フィギュアスケートの難しさなのですが...。

そういった意味では、コールされてから演技開始のポジションにつくまでの間すらもコピーできてしまうチョクトウさんは、国宝級なのかも...。競技後のロッカールームでは、「アクセルが...」と残念がっているチョクトウさんに、「あそこは転んじゃうのがお約束では?」と言って盛り上がっていました。真央ファンには怒られるかもしれませんが...。

ソチの後となる来年のマスターズでは、是非、2度のアクセルを綺麗に決めてもらえたらと願っています。もちろん、私も、もっと、”ちゃんとした”アクセルを降りられるようになりたいです。

競技終了後、結果の報告を先生にしました。そして、来年もカルメンに挑戦することをお願いしました。とにかく、この曲で、精一杯勉強して、”ちゃんと”演技できることが、来年の目標です。でも、今年はとても楽しく、自分の到達点を示せたマスターズになったと、満足しています。

文末になりましたが、ジャッジして下さった先生方、競技進行を支えて下さったF.S.C.銀盤サテライトの皆様、そして、応援して下さった方々に、深く感謝しております。

また、来年に向けて頑張っていきます!!

2013年5月16日 (木)

2日前

今週の土曜日がマスターズの本番である。

今日、明日とあと2日に迫ったが、仕事があってリンクへ遠出することはできない。こういう時に、勤め人であること、地元のリンクが季節営業であることは、ちょっと辛い。

でも、私がマスターズに出始めた6年前は、4月早々に地元リンクは営業終了していた。それが、地元クラブの先生達のご尽力でゴールデンウィークまで営業を続けてくれるようになった。この1カ月はとても大きい。営業終了前の2日間、朝の貸切練習に出させて頂き、曲かけ練習をさせてもらえた。3月の発表会での演技から、更にしっくりきた感じで練習を終えることができた。

結局、最後まで曲かけ練習ではジャンプはシングルのままだったので、本番でもダブルに挑戦することはしない予定である。今回は、演技時間も延長し、全体にリニューアルされたプログラムなので、とにかく、クリーンに演技できることを目指したいと思う。正直、滑り切るだけでも大変なのである。もしも、今回の演技で手ごたえがつかめたら、来年に向けてダブルジャンプの練習を続けていきたい。

最大の課題は、シングルアクセルだと感じている。地元リンクの営業終了後も、仕事が休みの日にモリコロに行って練習は続けていた。今週の火曜日にも、モリコロに行って、それがマスターズ前の滑り修めとなったのだが、アクセルが不安定なままだった。もともと、回転不足の着氷で氷を削って無理やりチェックにもっていっている癖は治っていない。何本かに一回は、良い感じで軸を保って着氷できているが、それも回転が足りているとは言えない状態だと思う。同年代でも、シングルアクセルを綺麗に降りられる男性はいるのだが、私は、どうもダメである。それでも、自分なりには前進していると感じているので、ゆっくりクサらずに練習を続けている。

幸い、今回のプログラムの見直しで先生が、シングルアクセルの後のループに続くまでの時間にゆとりをつくって下さったので、アクセルが多少怪しくても間に合うようになっている。なので、とにかく、転ばないこと!ツーフットになろうと、着氷時に氷を削ろうと、次のループに間に合わせてちゃんと降りられること(昨年はここで転倒してしまった)が一番のヤマだと考えている。反面、アクセルが(回転不足でも)良い感じで降りられば、滑りに勢いがついてその後の演技が楽になる感触も得ている。

アクセルの着氷からループまでの間のつなぎは、左に上半身を捻って→戻しながらLFIからのモホーククロス→RFIからのモホークをしつつループへの助走となっている。要するに、反時計回り→時計回り→反時計回りと、互い違いに回転を変えながら滑っていかねばならない。時間的にはゆとりはあるのだが、エッジワークは難しい。だから、自分にとって勉強になるプログラムなのだが。この動作をちゃんとできれば、演技の質もあがるように思うので、頑張りたい。そのためには、アクセルで勢いが死んでしまわないことが大事になるのである。

正直、あと一日練習できたらと思う気持ちはある。その意味では、先週末がプリンスアイスワールドのために、モリコロで練習できなかったことが残念であった。でも、日曜日には夜勤前の午前中を使って、邦和でジャンプの練習をすることができた。モリコロで滑れないということもあったと思うのだが、本当に大勢の選手達が来ており、正直、緊張した。そういう中で滑っていて、毎週邦和に行って練習していた頃のことを思い出した。あの頃に比べて、今の自分が上手になったのか、下手になったのかはわからない。多分、どんぐりの背比べなのだと思う。でも、あの頃の自分は、本当にがむしゃらだったと思う。上手になりたいというよりも、とにかく、跳びたかったし、とにかくプログラムをちゃんと演技したかった。要するに、転びたくなかった。

振り付けをして下さった先生にも申したのだが、ビゼーの「カルメン」しかも第1幕の前奏曲を使わせてもらえるのは、大変なことだと思う。歴史的な名曲なのだから...。その重みを考えると、襟を正して演技に臨まねばと思うほかないわけである。

毎年、この時期になると「頑張って下さい」と声をかけて頂いている。今年も、地元のクラブの方々や、少し遠方のクラブの方々、あるいは一緒に滑っている大人の方々に励まして頂いた。暖房室に掲載される動画を楽しみにして下さっている方たちも多い。どこまでできるかはわからないし、どんな演技になるかもわからない。でも、”精一杯!”という一言だけは、忘れずに、リンクに立てたらと思うし、それが自分の持ち味なのだと感じている。

結果の目標としては、技術点と芸術点の両方で、平均2.7点を目指したい。旧採点法では、3点がそのグループでの標準なので、標準以下ではある。でも、昨年やっと、2点(標準より劣っている、という評価)を超えられたので、今年は2.5点を超えることを目標としたいのである。自分の演技で得点が出ない理由は、わかっている。ジャンプでは左脚加重が抜け切れない状態で踏み切っており、その癖は、指導して下さるどの先生からも指摘されている。今は無理だが、何シーズンもかけて、段々と改善していきたい。あるいは、氷を削ってしまう癖、壊滅的なスピンなどなど、減点というよりも、得点を稼げない要因が多すぎる。でも、ジャッジに評価されない部分がわかる、それこそが、自分にとっての大会出場の意味なのだと、わかってきた。もちろん、高い評価を頂いたり、試合に勝てたりしたら、とても嬉しいことだと思う。でも、そういう人は、世の中で一握りしかいない。評価されようと、されまいと、淡々と日々を生き、汗を流しているのが、たいがいの人々ではないかと考えるのである。そういう生活で、他者から客観的な評価をもらい、それと向き合って自問自答を繰り返し、その中から”改善”の道を見つけられるのなら、それも幸せなことだと思うのである。

あと2日、たった2分間だけれども、本当に素晴らしいプログラムで演技する時間をもらえるのだから、そのチャンスに向き合って準備をしていきたいと思う。その経験を、自分のフィギュアスケートの改善へのステップにできれば、何事にも替えがたいと考えるのである。

« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »

バナー

フォト
無料ブログはココログ