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2010年1月

2010年1月24日 (日)

2010年全米選手権女子FS(第3G~第4G)

全米選手権レポの続きです。

中継のお休み中、J SPORTSでは、SPの放送をしてました。エリー カワムラ選手、SPはオーバーザ レインボーでした。真央選手の演技は知っているのかな?と思いました。

<第3グループ>

6分練習中、モニターにはクリスティー ヤマグチの現地インタビューが映る。リンクに集中しないのが、アメリカらしい(というか、海外らしい)のか。

キャロライン ジャン

曲は、くるみ割り。グラン パ ド ドゥのアダージョ。

もともと、村田投手のまさかり投法のように、振り上げた足の反動でトゥジャンプを跳ぶのだが、振り上げた脚が外に逃げている。中盤以降のエッジジャンプはとても綺麗。エッジ系が跳べるのに、なぜ、トゥ系にこんなに苦労するのだろう? それこそ、股関節に弱さを抱えているのか?

フォアのシャーロットは一直線のポジション。素晴らしい。

衣装は、青みのかかったグレー。年月を経た渋みがある色合い。

得点が出るまで、杉田氏達にも、ものおじしなかったジャンの少女時代のエピソードを話している。

FS  88.33 TOTAL 138.27  この時点でトップ。

ベアトリサ リャン(21歳) SP10位

衣装は青のオーソドックなワンピース。 曲は新世界(ドボルザーク)とアナウンサー。

「今日は、ジャンプのキレはいいですよ。」(杉田氏)

冒頭の3L-2Tで、ルッツを降りた時にニコっと笑っていた。それで、感覚をつかんだのではないか?中盤のフリップを降りた時に破顔一笑。

終盤のルッツがシングルに抜ける。ストレートラインは疲れた雰囲気。それでも、最後の2A-2Tはしっかり決める。フィニッシュのポーズ、一音一音までしっかり決める。

「さすが、キャリアのある選手だなと思います」(杉田氏)

FS 95.73 TOTAL 147.71 トップに立つ。

得点が出る前に、客席のボイタノと佐藤有香さんが映る。多分、来年は女子でも佐藤さんはリンクサイドに行くのでは?

アリッサ シズニー

「最初に予定されているジャンプコンビネーションがキーポイントになるでしょうね」(杉田氏) 曲は、ドクトルジバコ。衣装は、袖なしの渋みのあるグレー。左肩から右腰に輪のように飾りがあり、それが左肩のストラップのようにも見える。

最初の3ルッツで転倒。セカンドつけられず。2回目のフリップは降りる。3回目のジャンプは2フット。

動きが硬く、滑りに精彩がない。

「素晴らしいスピンですね」(杉田氏) 「終わりの2つのスピンは本当に素晴らしいですね。」GOEでプラス3を出してもおかしくない、レイバックでの姿勢変化で頭が全然動かないのが良いと、杉田氏。

ジャンプミスが多いので、得点は伸びないかもしれないが、今後も国際大会で観たい選手。4大陸、出てくれないだろうか?

FS  86.19  TOTAL 147.71  現在2位

エミリー ヒューズ

赤のオーソドックスなワンピース。曲は、風と共に去りぬ。

2回目の3F-2Tで、フリップのランディングが乱れそうになるが、しっかりチェックし、セカンドにもっていく。チェックの力強さが、曲のテーマとマッチしている。

中盤の3ルッツのランディングが苦しいが、根性でチェックする。転倒2回ある。

「非常にパワーのある選手ですが、逆にパワーだけに頼っている動きになってしまいましたね。」(杉田氏) このこと、私も気をつけないと...。

フォアスパイラルで、しっかりビールマンをとる。バックのY字も堂々としている。

アメリカ人のアイデンティティーを体現したという演技。アメリカ人選手としての集大成を意識したのではないだろうか?

得点表示の前に、サラ ヒューズが紹介され、会場が湧いた様子(映像には出ず、杉田氏が、そうであろうと)。

FS 86.85  TOTAL 140.60  TESの表示の時に渋い表情。現在第2位

アレクシー ギレス(18歳)

一昨年の全米ジュニアチャンピオン(アナウンサー)。

青のワンピース。背中が大きく開いているが、腰のところにライン状の細い帯が渡っている。

シットポジションのブレードの安定感が凄い。ハイビジョンだと、そういう様子がわかってとても勉強になる。フォアイン→アウトのスパイラルでは、後半にグラつきある。

懐の深い滑り方で、品がある。後半の3Fと3ルッツで転倒、ハンドタッチ。サーキュラーに入る前のジャンプもミス。

「後半になってジャンプのタイミングがずれた。特に、トゥジャンプで、トゥを突いてすぐに回ろうとしていた。自分のタイミングではない。」(杉田氏)

リンクサイドでは、最終グループが待機している。

FS  89.77  143.31  現在第2位。

「トップは依然としてリャンです。」(アナウンサー)

<第4グループ>

11:55 ウォームアップ開始 

映像はコーエンをずっと追っている。

ガオが3T-3Tを綺麗に決める。

ナガスがストレートラインを練習していたら、コーエンと交錯しそうになるが、お互いすんなりと避ける。

アマンダ ドブス(16歳)

踏み切った後の空中での軸がタイトで、ランディングもスムーズ。2回目のフリップは転倒。

赤で右肩から流れるワンショルダー。同じ側の右脇に切れ目。曲はアランフェス協奏曲(独奏はバイオリン)。カデンツァ部分で、3T-3Tを綺麗に決める。

サーキュラーの途中でつまづきそうになり、表情が緩む。

靴の黒ずみが見える(そんなにひどくないが)。そういえば、靴カバーを使用する選手が少ないように思う...。

スローで見ると、転倒したフリップの入りのインスリーは、エッジが完全に跳んでいる(というか、跳ねている)。

FS 95.46  TOTAL 150.72(トップに立つ)

ジュニアから上がって、トップに立つということに、「大変なことですよ」(杉田氏)

クリスティーナ ガオ

水色のワンピース。可愛らしい感じ。

冒頭の3T-3T 「クリーンです」(杉田氏) 3F-2T-2R 「ああ、これもいい」(杉田氏)

3連続は、ランディンがつまった感じだったが、しっかりバランスを保っていた。

イナバウアーから3ルッツ。「ちょっとエッジが、インかなぁ」(杉田氏)

「本当に、素直な滑り方しますね。」(杉田氏)

終盤に入る前の3Fで転倒。踏切は良かったと思うのだが。ストレートラインも失速気味。

最後の2Aはスッポ抜ける。1Aになったか?のツーフット。

演技後、ややがっかりした表情。終盤頑張れば、クリーンプログラムになったのだろうから、残念。 「試合やるたびに、どんどん良くなっていますよね」(杉田氏)

FS  100.27  TOTAL 156.53  トップに立つ なぜか、この辺りから英語中継が混ざる。

アシュリー ワグナー

衣装がパープルで、バラの精のような感じ。曲は、ダッタン人の踊り。

フォーキンへのオマージュ? 振付と動きが素晴らしい。

バックスリーの連続から3R

Y字スパイラルからの2Aも綺麗に決まる。

終盤に盛り上がる動機になる、3R-2Aのシークエンスが見事。次々とジャンプを降りる。最後に、鬼のようなサーキュラーがある。顔を真っ赤にしてステップを進める。

「バンクーバーが待っている...」(杉田氏)

観客スタオベ。

杉田氏も最後のステップで盛り上がりが欠けたことに触れる。確かに、そこが上がったら、もの凄いプログラムになるだろう。でも、それを要求するのも、オニかと...。

バンクーバーで観てみたい。

FS 122.15  TOTAL  184. 70   トップに立つ。

サーシャ コーエン

ストロークの時、フリーレッグが氷に着く時が雑な感じがする。滑りこみが不十分なのでは?

最初の二つのトゥジャンプでフリーレッグのトゥが氷に着いているのを、杉田氏、気にしている。その後、明らかなツーフットや右足が氷から逃がせずに転倒しはじめる。

やはり、杉田氏の眼、すごいなと思う。

衣装は、グレーに近い黒。曲は月光(ベートーベン)

104.65  174.28  第2位。

現地音声トラブルのため、副音声を英語でお送りしてます とのテロップ出る。開き直ったように、英語中継の音量が大きくなる。

レイチェル フラット

3F-3T セカンドは根性降り。みっつめの3Lはステップの前に工夫がある(ハーフジャンプの様)。

曲は、パガニーニの主題による狂詩曲(ラフマニノフ)

曲の盛り上がりと、バックアウトのY字がよく合っている。衣装は、赤のノースリープ。

中盤の締めを3連続。終盤の盛り上がりの3Sを魅せて観客が盛り上がる。

技術的にあまり高くない印象だが、魅せ方で成功した演技のように思う。その意味では、とても優れた、観客にも喜ばれるプログラム。

ニコルの振付と、杉田氏。

なぜか、得点表示前に、杉田氏達が話している時には、アメリカ解説は聞こえず。演技以外は、あまりしゃべらないようだ。逆に、演技以外の情報量の多さが、Jスポの良さだと私は思う。

FS 130.76  TOTAL 200.11 選手、コーチともども凄い喜び方。

私は、ワグナーの方が好きだが...。

ミライ ナガス

カルメン前奏曲!! でも、すぐに終わる。

3F-2T-2T 

ハバネラで、2A-3T! 3Fで笑顔。とても良く集中している。

レイバックで手拍子。

バックアウトのY字スパイラルで笑顔。「こんなの簡単なんだよ」という雰囲気。

3ルッツ、イナから3R-2A  神が降りている。

イーグルから2A

終盤、ジプシーの踊り。

フリップからストレートラインに入る。シークエンス途中のセンターでタメを作り、大盛り上がり。

最後は、本当に頑張ってのコンビネーションスピン。I字で絶叫。

もう、とにかく信じられない、神がかった演技。

「このフリー観たら、本当、すごいと思いました。」(杉田氏)

ジャンプで?が付くのは、ほとんどない。放物線を描くような、質の高いジャンプと、杉田氏。

FS  118.72  TOTAL 188.78  2位

両手を挙げて喜んだ後、うんうんと頷く。フランクキャロルに笑顔はない。

ナガスの得点はわかるが、フラットの得点集計の時、計算機がサービスしすぎたのでは?

個人的には、ワグナーの演技が好きだった。おそらく、バレエ リュスのイメージを表現したのだろう。フラットは、そんなに良かったかなぁ。。。と思うが、それは個人の好み。ナガスが2位に入って良かった。

最終順位は、1位 フラット 2位 ナガス 3位 ワグナー  4位 コーエン  5位 ギャオ  6位  ドブス  7位  リャン  8位  ギルス  9位  ヒューズ  10位シズニー  11位  ジャン

                       以上です。

   

2010年全米選手権女子FS(第1G~第2G)

おはようございます。昨日の欧州女子FSに引き続き、本日は全米女子のFSをライブでレポートします。観戦するメディアは、J-SPORTSです。4大陸選手権の女子FSもライブ中継が決まったそうですし、CSやBSはフィギュアファンにはありがたいです。放送をHD録画しますが、見返しをしながらレポすると、ライブの進行からかなり遅れますので、見返しをせずにレポ作成します。かなり荒い内容になると思いますが、ご容赦下さい。

放送での得点表示の時間が短いため、FS(フリースケーティング得点)  TOTAL(SPとFSの合計)で、FSを入力しきれないことが多いです。半端ですみません。

時間は、全て日本時間です。

8:57 放送開始 スポケーンのリンクは、照明が落とされて、客席が見えない状況です。

解説 杉田秀男氏 実況 藤吉次郎さん

代表(2枠)は、試合後少し置いてからの発表で、JスポHPでどうぞとのこと(アナウンサー)。ライブ放送の時間内ではわからないのだろう。

最終グループの滑走順は、ドブス→ガオ→ワグナー→コーエン→フラット→ナガス

ナガスにかなりプレッシャーがかかるのではと、杉田氏

滑走順の詳細は、

http://www.jsports.co.jp/tv/skate/order/AA_L_fs.html

でわかります。

9:05 第1グループ6分間練習開始

放送では、アメリカでの選手選抜の仕組みについて杉田氏が解説

 ↑の滑走順、昨年の全米フリーのもののような気がするのだが...

<第1グループ>

1.クリスティナ マリア スペリディット

やや薄いゴールド。生地に厚みが感じられず、上品な感じ。ただ、曲が”パイレーツ オブ カリビアン”なのだが、曲と雰囲気が合っているのだろうか?映画を私は見たことがないのだが。

軸がしっかりとした演技で、体のラインの作り方が美しい。

杉田氏は、ランディングやフットワークに難があると...。

「全体から言ったら、上手く滑ったという感じでしょう。でも、体の動かし方から言ったら、シニアの選手として完成した感じではない。ちょっと体が硬いですね。」「ジャンプもギリギリなところがある。高い点数をとるには辛い」(杉田氏)

「レベルを上げるために、ステップにも動きが必要になっている。力が必要」(杉田氏)

FS     TOTAL 109.89

2.レベッカ スターン(17歳)

黒のイブニングドレスの様な感じの衣装。長身で姿勢が良く、髪をまとめたリングがティアラの様にも見えるので、プリンセスという感じ。

3ルッツ回転不足の2フット。ウォーレイを入れてからの2F-2T-2T。入りの工夫のためにファーストジャンプが大変な印象。その後もダブルジャンプが続く。

演技中ずっと口を開けているが、息が上がっているのか?

TOTAL 97.22

3.レイニー ディグス

東洋系の顔立ち。左肩に流れるワンショルダーで、白を基調。縁取りはゴールド。

ファーストジャンプの3ルッツが明確なイン踏切。カメラがジャッジ席から見て右側手前のコーナーにあり、それがジャンプの踏切をはっきり映すようだ。

「ジャンプは、あんまりいいジャンプじゃないですね。」(杉田氏)

ニンフのような動きは曲とマッチしていて、活発な上下動や体幹のひねりは参考になる。

サーキュラーは、杉田氏評価したよう。でも、フットワークがもうひとつ、シャープでなく、力で滑っているとのこと。滑りに伸びがないと。

客席に知り合いがいた様子で、手を振っている。

キスクラの隣はフランク・キャロル。五十嵐さんも習っていたと杉田氏。

FS     TOTAL 114.38

4.エリー カワムラ(16歳)

昨年の全米ジュニアで2位だった。

登場時、「がんばれ~」の声が聞こえたような....。曲は、ロクサーヌ エクサルドスなど。

3T、3Sで転倒。

衣装は、バイオレットで、左肩や右腰が切れているので、セパレートのようにも見える。

演技終了後の観客の拍手や声援が温かい。

大切なのは、転倒後の早い回復なのだが、演技に戻るのに時間がかかり、精彩を欠いた。(杉田氏)

FS  69.83 TOTAL 103.33  ちょっとがっかりした表情。コーチ(女性)の顔もうかない。

5.タチアナ カゾワ(19歳)

昨年全米は23位 衣装は、ダークブラウンに近いバイオレット。とても深みのある色。ストラップが左右に2本ずつ。

ジャンプがとにかく高く、踏切からすぐに回転軸に乗っている。とても上手に跳ぶ印象。

「スパイラルをバックから入るのは難しい」(杉田氏)

SPではスパイラル、レベル4をとっているとアナウンサー。

ランディングがフリーレッグが右側に回ってしまい、乱れる。後半にジャンプ転倒2回。

エッジの矯正は、体が動いてしまうので、新しいジャンプを覚えるよりも、もっと大変と、杉田氏。

「プログラムがフラット。ハイライトがない。」(杉田氏)

欧州に比べて、得点が出るまでの時間がかかっている。日本の大会よりも時間をかけているように感じる。

その間、杉田氏は成長期にかかった選手の育て方について話している。

FS 67.26 TOTAL 108.89

※一人棄権があったとのこと

<第2グループ>

9:52 ウォームアップ

審判は、この時間に選手の動きと調子をみていると、杉田氏。

7.メリッサ ブランハズ 19歳 SP14位

曲は、レ・ミゼラブルからとアナウンサー。南アジアの雰囲気の容貌。衣装は、明るい赤を基調に、体幹の左右に黒が混ざっている。スパイラルのグラつきが明確。

SPでのスパイラルの得点がなかったと、アナウンサー。

中盤の3ルッツ綺麗に決まる。終盤の3Tも決めて、笑顔でサーキュラーに入る。難易度はあまり高くないと思う。2A-2T-2Rも決めるが、サードジャンプが回転不足だと思う。

観客、多いに湧き、本人もとても嬉しそう。

「ほとんど、彼女の力は出せたんじゃないですか?」(杉田氏)

男性コーチは、ペアの出身。杉田氏と世界選手権で一緒だった。イナバウアーも一緒だったと...。

観客席に、オリンピックチャンピオンのキャロル ハインツ とケインズ ジェンキンスの夫妻がいたと、杉田氏。

キャロル ハインツ ジェンキンスは、安藤選手の元コーチ?

ブレーカル ローゼンタール

白の薄地のドレス。曲は、ドビュッシーの月の光。オケ版。

ストレートライン、よく滑っている。ただ、ダブルスリーでエッジが跳んだかも...。

中盤以降のジャンプでの転倒が目立つ。スピンのポジションが、やや中途半端?

「こういう系統の音楽でも、本当に素晴らしかったのは、ジャネット・リンですね。」(杉田氏) 

FS    TOTAL 112.42

チェルシー モロー(18歳)

湖面をイメージしたような穏やかな水色の衣装。曲は、白鳥の湖の”情景”。

レイバックが深く、とても綺麗。「これは、プラス2、場合によってはプラス3がついてもおかしくないですね」(杉田氏)

バタフライからのフライングシットの膝の曲がりも深い。「スピンは得意ですね」(杉田氏)

2幕最初の情景が終わると、いきなり4幕終盤の同じメロディー(ジークフリートがロットバルトと戦う場面の)になる。そのとたん、3Sが抜ける。盛り上がりにいくかと思ったら、コーダに入って終わり...。 なんじゃこりゃ?という感じ。

FS    TOTAL 111.73

クリスティーン ゴー(アナウンサーの発音) スペルは、”GAO”

青のワンピース、ストラップ2本。曲はサロメとアナウンサー。

最初の2Aの踏切で滑る。「Aしかつかず、得点にもならない」(杉田氏) 要するに、スリージャンプ扱いということだろう。(シングルアクセルなら、1A)。

中盤のルッツも回転が足りずに転倒。2A-2T-2Rはきちんと決める。「良くコントロールされていますね」(杉田氏) 

良く滑り、エッジワークも正確だし、上半身の振りもこぎみ良い。だが、ジャンプが鬼門だった様子。

「動きは、キレのあるいい動きをしているんですよ。」(杉田氏)最初のジャンプの失敗が影響しているのではないかと。

キスクラの男性コーチの一人は、日本人(クチキ ヒサシ氏)と、杉田氏。

FS 64.81 TOTAL

ベッキー ベレスウィル

衣装は青。襟にフリルがある。曲は、トゥーランドット。

チームBに入る、トップ選手と杉田氏。ルッツがシングルに抜け、ランディングの勢いでカメラに急接近する。スパイランルのポジションは綺麗だが、ノーマルでの保持時間が短い。ヘアカットスピンのポジションも美しい。

ジャンプは、ことごとくランディングで乱れる。

トゥーランのサビの部分を延々と繰り返す編集。これでは、選手も疲れるのでは?

「不本意な出来でしょうね」(杉田氏)

上半身は動いているが、下半身が使われていない。それで、スケートが滑っていないと、杉田氏。 大事なのは、股関節の柔軟性。股関節を柔らかく使えれば、ウェートを最後まで乗り、タメが効くと、杉田氏。

「どの運動でも股関節が柔らかく使えるというのは、大事なこと」(杉田氏) 全く、その通りだと思う。

FS 83.36 TOTAL 127.96

サマンサ セサリオ(16歳)

曲は、ダークアイズ ジャンプの高さは十分。ルッツがインサイド、フリップの準備姿勢が長いと、杉田氏。

衣装は、深いワインの色。スカートが細かく切れている。背中から左腰に流れるように切れ目。

ジャンプのランディングのチェックが深く、軸がブレてもちゃんと降りる。それこそ、杉田氏の言う股関節の使い方のお手本のよう。

観客の中にスタオベもいる。

ジャンプの前の構えの長さが今後の課題と、杉田氏。

曲と表現とエレメンツがとても合っており、今後が楽しみな16歳と感じた。コーエンとは異なる、エキゾチックな雰囲気もあるが、アスレチックなタイプという意味では共通しているのでは?

FS   TOTAL 119.20

現在、10:46  整氷 第3グループは11:06開始とのこと。

2010年 欧州選手権 女子FS(第4グループ)

第4グループ

 16.Elene GEDEVANISHIVILI(グルジア) SP4位

 カルメン。鐘の音の後、間奏曲。衣装は、艶のないワインレッド。背中にハート型に近い穴が開いている。前胸部の上側にもスリットがあり、縁を金色の花であしらう。

3L きれいにランドしたと思ったのだが、エッジが外れてステッピングアウト。

よく滑っているが、滑らかさにやや欠ける。最後に、右手の拳を目の前に突き出す。

FS 103,72(SB)  TOTAL 164.54 (SB) 拳を突き上げて喜ぶ。

  17. Laura LEPIST (フィンランド) SP3位

もの凄いスピードでターンを繰り返し、そのままの勢いで、3T-3Tを決める。次のルッツはダブル。ループもダブルで2Tをつける。

「早く回ろうとして、タイミングがあわないのでは」(樋口氏)

2Aでハンドタッチ。 衣装は、深みのあるワインレッド。ジャンプがことごとく、決まらない。

最後は、タンゴ風のポーズ。

FS 103.41(SB) TOTAL 166.37

18. Carolina KOSTNER(イタリア) SP1位

曲はバッハのG線上のアリア。3F-3T 軸がまっすぐ。 3ルッツ「ちょっと両足っぽい」(樋口氏)

手足が長いので、スパイラルのキャッチフットも映える。

2回目のフリップはシングル。3Rは転倒。2Aもエッジから降りるがチェックにもっていく。

衣装は、メタリックな水色。キラキラ光る。ストレートラインは、ステップのひとつひとつが大きく、あっという間にリンクを縦断する。

演技後は、やや疲れた様子。キスクラでは、コーチとハイタッチをする。

FS 107.66(SB)  TOTAL  173.46

19.Alena LEONOVA(ロシア) SP5位

この大会には、現世界ジュニアチャンピオンとして出場。(小林さん)

3T-3T セカンドの回転不足は、見てわかるレベル。

曲はシカゴ。衣装は、青と黒のツートン。黒のメッシュが下地のよう。

なんとなく、曲と動きが合っていない印象を受ける。ループやサルコウなどエッジジャンプが抜けるのがよくある。3S-2T-2Rのセカンドは、典型的なトゥアクセル。

演技後は、がっかりして溜息をついたという感じ。

FS 95.31 TOTAL 153.57 

コストナーとレピストの表彰台が確定。

20.Kiira KORPI  (フィンランド)SP2位

衣装は漆黒に控えめなスパンコール。

チョクトゥからアプローチして、3S→2A(高さがある)のシークエンス。

何気ないフォアクロスも美しい。バックダブルスリーの連続から2R 3Fでハンドタッチ。3Tで転倒。

演技終了後、フィンランド国旗の応援団が凄い。

「最初良かったのですが...小さな失敗が多かった。」「プログラム、何を表現したいのかがわからない」(樋口氏)

「彼女は好きなのかもしれないけど...もう少しわかりやすい方が、得なのでは?」(小林さん)

FS 99.42  TOTAL 163.68 (最終4位)

「細かい回転不足が多かったのでは?」(樋口氏)

(結果)

1位コストナー  2位 レピスト  3位 ゲデバニシヴィリ  4位 コルピ  5位 マイヤー

6位セヴェスチャン 7位 レオノワ 8位 マルケイ

詳細は、http://www.isuresults.com/results/ec2010/SEG004.HTM をご覧ください。

現在、1月24日(日) 0:37(日本時間) 

                           以上です。

2010年1月23日 (土)

2010年欧州選手権女子FS ライブ中継のレポート(グループ2~3)

21:58分(日本時間)にISUファンファーレが鳴り、22:00ちょうどに、第2グループの6分間練習が始まる。それまでに、会場アナウンスの煽りに乗って、観客席でウェーブをしている。

今大会は、1グループ5名の構成。

それなら、6分間練習もやりやすいし、演技までの待ち時間も少なくなるのでは?と、樋口さん。

第2グループ

6.  Oksana GOZEVA (ロシア) SP14位

 初出場。黒地に、蛍光黄緑の筋状の模様が胸元に引かれている。

 ジャンプが高い。そのためか、3LではランディングでRBOエッジが氷から弾かれてステッ ピングアウト。

 「もう少し、しっかりしたエッジで滑れば、もっと良い結果になったのでは」(樋口氏)

 FS88.13(SB)  TOTAL 135.39(SB)

 

7.  Viktoria HELGESSON(スェーデン) SP12位

国内選手権4連覇中。

 ピンクのワンピース。背中の上部でクロスしている。ジャンプがステッピングアウトなどで乱れる。 「今日は、調子が悪いのかもしれませんね」(樋口氏)

3R-2Tは綺麗に決める。3Sも綺麗。エッジジャンプが得意なのか?

勢いはあるのだが、まとめきれていないという感じの演技。

FS 86.24  TOTAL 137.10

8.  Elena GLEBOVA (エストニア) SP13位

大歓声で迎えられる。会場はホームリンクで、自分用のロッカーもあるとのこと。なので、スーツケースも持たずに欧州選手権に参加し、変な感じであったと。(休憩時間の小林さんの紹介)

スペイン奇想曲。衣装は、ワインレッドの地に黒色がマーブルのように混ざる。

最初の3Rで両手をタッチ。3S-2T-2T と 3T-3Tを決めて観客が喜ぶ。

ストレートラインは、突っ立ったまま滑っている感じ。

最初のジャンプ以外、大きなミスない。会場が多いに湧く。

「大技はないけれども、地道に点を稼いでいる。」(樋口氏)

SPで杉田氏が指摘したとおり、踏切の時に両手を開いている。

FS 88.83 TOTAL 138.93

9.  Jinna MCCORKELL(イギリス) SP11位

体調が悪くて、心配とのこと。(小林さん)

ぶどうの色のようなバイオレット。胸元にスリットのあるワンピース。

スローパートで、ジャンプにミスが出る。ストレートラインは、”タタッ タタッ”という規則的な弦の刻みに合わせ、エッジを上手に使っている。

FS 74.26 TOTAL 128.06

10.  Ivana REITMAYEROVA(スロバキア) SP15位 17歳

青地のオーソドックスなワンピース。滑走スピードが全体に遅い?

「彼女は2種類しかトリプルジャンプがないんですよね。それを失敗すると厳しくなりますね。」(樋口氏)

ストレートラインのブラケットは力強い。キヤメルでのチェンジエッジの様子を、カメラが上手に移してくれる。

FS 78.25(SB) TOTAL 125.31(SB)

ここまでで、22:48(日本時間)

第3グループ

6分間練習中に、セヴェスチャンのフリップがロング気味だったことを樋口氏が気にする。「今まで、正しく跳んでいたんですけど」(樋口氏)。靴を変えたり、体型が変わっても変化することがあると、樋口氏。

 11. Ksenia MAKAROVA (ロシア) SP9位 17歳

 ロシア国内チャンピオン。初出場。

青字に、左腰元にオレンジ色のダイヤ型の布。

2Aダイナミック。3Rも空中で軸がブレるが、ランディングする。アラビアン3回からキャメルが終盤にある。3F転倒。

「ジュニアの選手だけど、シニアでも通用するかなと。スケーティングはジュニアっぽいかな」(樋口氏)

FS92.79(SB) TOTAL 146.85

12.  Tugba KARADEMIR(トルコ)  SP10位

「SPはノーミス。出来には満足。バンクーバーへのステップになるとのこと」(小林さん)

曲は、バネッサ・メイのタンゴ エクサルドス(正式名称は失念)。

衣装は、黒地のレースのワンピース。終盤の編曲がひどい。順番がめちゃめちゃで、ストレートラインのクライマックスに入る。中野選手の火の鳥みたい。

振付はカート・ブラウニングと、小林さん。

カナダで練習しているが、トルコではスケート人気が高まっている。次の世代の選手も育っていると、小林さん。

FS 82.54(SB TOTAL 136.42

13. Sarah MEIER(スイス)  SP8位

プロコフィエフのロミ・ジュリ。舞踏会の場面の曲(以前のソフトバンクのCMで使われた部分)。突然、ニノ ロータのロミ・ジュリになる。

衣装は白に金の模様。白百合をイメージしているのか?

ドーナッツ→キャッチフットのスピンの回転がとても綺麗。さすがスイス人。

フリップのエッジがアウトになり、ルッツを跳びたかったのか、樋口氏が迷う。

「彼女に合った、美しいプログラム」(樋口氏)

FS102.58 TOTAL 157.44

 14. Julia SEBESTYEN(ハンガリー) SP6位

青地で、首周りのリングが右袖につながる形でのワンショルダー。腕の動きが激しいので、左右の肩の色の違いがインパクトを与えている。

最初のルッツは抜けてダブル。2回目は綺麗にトリプル。高さも十分。フライングキャメルの入りのバタフライも高い。

ムード音楽風のピアノ曲だが、最後はホーンでのジャジャジャン。振りは最後までしっかり表現している。

「ストーリー性はないプログラムで、音楽を上手に表現している」(樋口氏)

FS99.33  TOTAL 156.77

15. Valentina MARCHEI(イタリア) SP7位

黒地でスパンコールがキラキラしている。

オリンピック代表はイタリアでは決まっていない。代表のことは考えないことにしていると言っていると、小林さん。

「争っているのはコストナー。仲良しなんですよね」(小林さん)

やや暗めの曲。ハッピーな感じではない。終盤のドラマチックな盛り上がりでストレートライン。エッジの使い方が力強いが、曲の感じが、地獄の業火に焼かれるような雰囲気。

最初の3ルッツのランディングでエッジが滑り、転倒。

FS 94.12  TOTAL 149.46

第3グループまでで、1位マイヤー 2位 セヴェスチャン 3位 マルケイ 4位 マカロワ 5位 グレボワ

ここまでで、23:34(日本時間)。会場は整氷。

 

第4グループ

 16.Elene GEDEVANISHIVILI(グルジア) SP4位

  17. Laura LEPIST (フィンランド) SP3位

 18. Carolina KOSTNER(イタリア) SP1位

 19.Alena LEONOVA(ロシア) SP5位

 20.Kiira KORPI  (フィンランド)SP2位

            

2010 欧州選手権FSの滑走順

第2グループ

 6.  Oksana GOZEVA (ロシア) SP14位

 7.  Viktoria HELGESSON(スェーデン) SP12位

 8.  Elena GLEBOVA (エストニア) SP13位

 9.  Jinna MCCORKELL(イギリス) SP11位

 10.  Ivana REITMAYEROVA(スロバキア) SP15位

第3グループ

 11. Ksenia MAKAROVA (ロシア) SP9位

 12.  Tugba KARADEMIR(トルコ)  SP10位

 13. Sarah MEIER(スイス)  SP8位

 14. Julia SEBESTYEN(ハンガリー) SP6位

 15. Valentina MARCHEI(イタリア) SP7位

第4グループ

 16.Elene GEDEVANISHIVILI(グルジア) SP4位

  17. Laura LEPIST (フィンランド) SP3位

 18. Carolina KOSTNER(イタリア) SP1位

 19.Alena LEONOVA(ロシア) SP5位

 20.Kiira KORPI  (フィンランド)SP2位

             以上です。

2010 欧州フィギュアスケート選手権 女子FS(第1G)

J SPORTSでライブ中継する、ヨーロッパ選手権女子FSをレポートしていきます。

1月23日(土)20:20 番組開始 翌日1時過ぎまでの長丁場になります。

実況は小林千鶴さん、解説は樋口豊氏。

会場は、エストニアのタリンです。まだ、客席は空席あります。

SP18位のポイキオは、腰の怪我で、FS棄権。SPの不調は、怪我の影響もあるとのこと。

グループ4(5名)は、コストナー(3番滑走)が有利ではないかとのこと。

<グループ1>

20:36 2番滑走(1番だったポイキオが棄権)開始。

ナタリア ポポワ SP20位。

初出場、16歳。清楚な感じ。ターンでエッジを使って丸く滑っている。

中間あたりからジャンプで転倒やステッピングアウト。衣装は、白とバイオレットが基調。

「まだまだ、滑りはジュニアの選手」(樋口氏)

リンクサイドに、ペトレンコ。「ペトレンコが教えているだけで、素敵な選手になるんじゃないかと思ってしまう」(小林さん)。

FS 69.05  TOTAL 113.35

テオドラ ポステッチ(スロベニア)25歳 SP19位

演技前に、GOLD STARのブレードがアップ。

青字のスリップのようなワンピースに赤い地図のような模様。同じ赤のリストバンド。

2Aを繰り返し失敗する。ミスは多いが、ダイナミックな演技。曲もドラマチック。

「トランジッション(=技と技との間のつなぎ)がないですよね。」(樋口氏)

「今、とても求められている要素ですよね」(小林さん)

長身のため、スピンやジャンプで振られてしまう感じ。

FS 68.89  TOTAL  113.35  ちょっと悔しそう。

サラ ヘッケン(ドイツ)

登場の時に、応援団から太鼓。

「滑ったのが最終グループだったので、あがったのかもしれない」(SP後の本人談、小林さんの紹介)

曲は、マキシムのクロアチアン・ラプソディー?

中間で、ルッツが前降りで手を突き、腰も強打。それでも、すぐに立ち上がって演技を続ける。

スローパートでの腕の動きが柔らかい。衣装は、白地のワンピースで、袖や肩はシースルー。全体に、黒い曲線の模様が廻っている。

終盤は、ワンダーランド。

スカートの右腰に赤い布が付いており、同じ色の髪飾りでコーディネートされている。

「このヨーロッパ選手権では、技術審判は厳しい採点をしている」(小林さん)

FS 75.45  TOTAL  121.79  がっかりした表情。

ここまでで1位。SPの貯金が生きたのでは?

ソニア ラフエンテ (スペイン) 18歳(SP17位)

オリンピックの枠を獲得した。(小林さん)

白のワンピース。背中が大きく開いている。右側に黒いバラの模様。スカートの縁も黒。

3Rとても綺麗。ストレートライン、よく滑っている。

中間のスローは、ポエタ。終盤の曲の盛り上がりに合わせて3T-2T-2Rを決めて、観客から歓声。

表情に乏しいことを、樋口氏は気にしている。

「せっかく、お国の曲を選んだのに」(小林さん)

FS 75.89(SB)  TOTAL 121.15(SB)

ここまでで、21:08(日本時間)。日本時間で22時まで休憩とのこと。

放送は、前日のSPで、J SPORTS未放送の選手の映像となる。

とりあえず、ここまででアップします。グループ2以降は、別エントリーでレポします。

2010年 欧州女子SP

J-SPORTS は、14時からの全米女子SPに続き、16時から欧州女子SPが放送されます。これも、既に結果が出ている、録画放送になります。ライブは、本日20時からの欧州女子FSと、明日8時からの全米女子FSです。どちらの女子チャンピオンも、ライブでお知らせすることができるはずです(体力がもてば...)。

HD録画を見返しながら、ゆっくり全米のレポートを作っていたら、もう16時になってしまいました。ですので、欧州女子SPにレポートを切り替えます。こちらは、見返しがきかないので、かなり雑なレポートになると思いますが、お許し下さい。

エストニア首都のタリン。

解説 杉田秀雄氏 ←マスターズで、私のフットワークに、ダメ出しをした人。

アナウンサーが振った最初の話題は、プルシェンコの復活。全米女子と同じ。よほど、衝撃的だったのだろう。

トゥグバ カラデミル(トルコ)

ジャンプに難があったが、良くなっていると、杉田氏。

3F-2T   ステップから3S  

曲は、近東風。衣装は赤。

2A

ジャンプはみんなオッケーと、杉田氏

ストレート ロッカー後半が滑ってない

プレシャーのかかるSPでこのくらい演技できれば、彼女としては満足では?と、杉田氏。

TSS 53.88(SB)

ビクトリア ヘルゲソン(スェーデン)

演技前に靴がアップになる。エデアのよう。

滑りが大きく、滑らか。3F-2T  3R ステッピングアウト  2A(とても良いと杉田氏)

「姿勢のいい滑り方」(杉田氏)

衣装は青。背中に大きな切り取りがあり、セパレート風。

腿やふくらはぎが、均整のとれた鍛えられかたをしている。

「フィンランドが北欧で優位だが、スカンジナビアで良い競争をしている」(杉田氏)

「ポイキオ以降、レベルが上がった。滑りが良い」(杉田氏)

ジャンプの前後に動きをつけるのが、最近。それがTRにつながると、杉田氏。

スェーデンは、オリンピック出場枠を持っていない。(アナウンサー)

TSS 50.86

バレンティナ マルケイ

イタリアは1枠。国内選手権では、コストナーに勝ったと、アナウンサー。

タイスの瞑想曲。マルケイとしては、意外。

3L-2T  ルッツの助走がとても長い。

2A

3S  ランディングで前につんのめるが、そのまま流れる。

滑りが大きいのか、リンクの端から端を滑る印象。

スパイラルのI字(支持あり)で、ゆとりがあり、優雅。

衣装は、白のワンピース。グレーな、リーフ状のスポットがたくさんある。ダルメシアン犬の模様のような感じ。

ステップシークエンスは、サーキュラー。

シットのコンビで、ブロークンレッグを入れる。

演技後、観客から歓声。それほど、凄い演技とも感じなかったが...。

「アメリカで練習するようになって、体の使い方が良くなった」(杉田氏)

TSS 55.34  首をかしげる。

セニヤ マカロワ(ロシア)

欧州選手権、初出場。ロシア国内選手権で1位。

3T-3T とても綺麗。衣装は、青で縁取りがラベンダー。

2F(?)

2A

イントロの一音を聞いただけでわかった。曲は、”ラヴェンダー~”。まさか、振付はタラソワ?

3回アラビアンから、フライングでないキャメル。珍しい入り方?

やはり、盛り上がりで、ストレートラインに入る。ロッカーの滑りがとても良い。

バレエダンサーなら、十分ソリストになれるオーラを放っている。

リンクサイドに居たのは、ペトレンコの弟の方とのこと。(杉田氏)

「表情も、得点になる大事なこと」(杉田氏)。

白地のジャージに、ロステレコムのロゴがある。

TSS 54.06

CM明けに、グループ7の6分間練習。このグループは5人。

ゲデバニシビリ、衣装がちょっとおばちゃん風?「彼女がトリノで出た時には、びっくりした。誰も知らない?という感じだったのに...」(杉田氏)。2005年ジュニアワールドで、名を知られてましたが...。

サラ マイヤー(スイス)

音楽はラテン。マンボ?衣装は、蛍光に近いオレンジに、縁は炎のような赤。中野選手の火の鳥に近いカラー?

3L+2T ルッツの回転がちょっと怪しい(杉田氏)

2A

ストレートライン バックツィズル2回からただちに、ウォーレイ。

「ちょっと変化が少ないですね。レベルはとれないですね」(杉田氏)

今シーズンからは、ジャッジのモニターに、DGなどの表示がされない。なので、ジャッジは見たままで評価するので、プラスが出たり、マイナスが出たりする。モニターは一か所からの映像なので、見にくいジャンプもある。(杉田氏)

「選手も苦労して、工夫しているのだから、ジャッジも当然やっていかないといけない」(杉田氏)

TSS 54.86  彼女の力ならば、もう少し滑れないといけない。(杉田氏)

アレナ レオノワ(ロシア)

ロシア民謡。伸ばした足のヒールを軸にして回るなど、動きもロシア風。衣装は、形容付可。スカートはオレンジ。

3T-3T セカンドで転倒。エッジで降りて、氷から外れてしまった。ファーストは回転が美しい。

2A

バタフライ→デスドロップ?のシットの入りは迫力がある。

体型変化で、パフォーマンスが低下する心配が今後、あるのでは?

TSS 58.26

ユリア セヴェスチェン(ハンガリー)

「ベテラン登場です」(アナウンサー)

長野以降、バンクーバーで4回目のオリンピック。(アナウンサー)

3L-2T  「バランスを崩したけど、高いジャンプ」杉田氏

3F     「インサイドでなく、ややフラット気味」杉田氏

衣装は、明るいチェリーレッド。スパンコールが整然と散りばめてある。

2A  幅がある。

サーキュラーステップ 「逆方向の動きがあまりなかった」(杉田氏)

演技後、小さく口を開けて天を仰ぐ。満足だったのか、残念だったのかは、表情からはわからない。客席からは、”PERFECT”のバナーが掲げられる。

「このくらいのベテランになっても、なかなか難しいのですね」(アナウンサー)

TSS 57.44

カロリーナ コストナー(イタリア)

3F-2T

3L    「これは素晴らしいジャンプですね」(杉田氏)

2A

振付を工夫するようになって、ややスピードに欠けるようになった。表現力はとても良くなっている(杉田氏)

確かに、ストレートラインでは、エッジは良く倒れて細かいステップワークなのだが、滑っていない。重心の乗せ方の問題なのだろうか?

振付はローリーニコルと、杉田氏。

演技後は、喜んでいる。リンクサイドにフランクキャロルは居ず(2時間前の放送では、全米のナガスの隣に居た)。付き添っている女性は、クリスタ・ファッシーの奥さまと、杉田氏。

TSS 65.80

エレーネ ゲデバニシヴィリ

黒のワンピースに、銀のスパンコールが網目状に散りばめられている。首元まで包まれており、手袋も黒。コンサバティブでシックなのだが、なんか、オバさんみたい...。

3L  ジャンプは悪くないが、入るまでの待ち時間が長く、ステップが足りない。(杉田氏)

3T-2T セカンドも3Tをつけるつもりだったのでは(杉田氏)

2A

音楽は、ジャズっぽい。トロンボーンがメロディー?

体型はいつもの通りなのだが、動きはとても軽快。キックやホップがつなぎの部分の随所に盛り込まれていて、それでも安定感抜群。曲の雰囲気にとてもあっている。

体型に負けないボディコントロールやエッジコントロールは、大人の理想では?

60.82

CM明け グループ8の6分間練習。このグループは、フィンランドが3人入っている。

コルピについて「ポジションが綺麗で、ルックスが良く、とても人気のある選手」(笑いながら杉田氏)

グレボワ 「地元の選手です」(アナウンサー) 「ちょっと太ったのでは?」(杉田氏)

レピスト「オリンピックに行けば、金メダル候補だと思うのですが...」(アナウンサー)

     「そうですねぇ~。ステディな演技はしますが、大きな技を持っているわけではないので。メダル候補かと言えば難しいかと。」「どちらかと言うと、コストナーの方が」(杉田氏)

キーラ・コルピ

黄緑の蛍光色のワンピース。同系のラインの模様がさりげなく横に入っている。

3L-1T

3R  ランディング安定している(杉田氏) コルピのループにしては、高さが出てなかったように感じたが...。

ストレートライン 見たことのない、バレエのアントルシャのようなステップから入る。

演技後、腕を天に突き、両手を合わせる。

「彼女としては、一番良い演技をしたんじゃないですか?」(杉田氏)

TSS 64.26(SB)  納得した、明るい表情。歯もとても美しい。

ジェナ マコーケル

衣装は黒。ノースリープに、別パーツで袖をつけたよな感じ。なので、腕は包まれているが、肩は露出している。

音楽は、死の舞踏(リストの方)。マキシムバージョン。

2A 

バッククロスが丁寧。

3L-2T  ランディングでバランス崩した(杉田氏)

3F   回転ギリギリ(杉田氏)

全体としてミスはないが、プログラムに変化していない。音楽も同じようで、ハイラトがない。(杉田氏) 「ジャッジ仲間で、あのプログラムはモノトーンだと言うこともある」(杉田氏)

53.80(SB) 本人とコーチは喜んでいる。

放送では言わなかったが、確か、ドイツのバンデルペレンの奥さんだと思った。

サラ ヘッケン(ドイツ)

ドイツ国内選手権優勝。曲はロミ・ジュリ(チャイコフスキー)

スリーターンをつなぎで沢山入れているが、綺麗。

3T-3T

1S

2A  ランディング乱れるが、ハンドタッチ等はない。踏切は、横っとび。

振付は、曲に合っていると思う。その表現では秀逸。

ストレートライン ウィンドミルでバランスを崩す。

アップライトやキャメルの軸足の膝が曲がっている。

「ひとつひとつのポジションが甘い、きちんとできていない。なので、点数はとれない。」

黒髪で、顔立ちはスペイン人のような感じ。

46.34  少しがっかりした感じ。

エレナ グレボワ(エストニア)

「地元も地元」(杉田氏) 「タリンです」(アナウンサー)

バックスケーティングが、きれいにエッジに乗っていて、とても滑らかでスピードも豊か。

3T-3T  軸が美しい。ランディングも綺麗。 「セカンド回転が足りない」(杉田氏)

開いた手を締めるだけで、引きなどのジャンプの回転を助ける手の使い方ができていない(杉田氏) この情報はとても重要(跳ぶものとして)

3S

2A

ポジションも正確。

ストレートライン とにかく、綺麗。表情も演技している。

まるで、妖精と言うか、ヘップバーンのよう。衣装は、蛍光に近い黄緑。ストラップが太く、ジャンパースカートのような形。

TSS 50.10 得点にブーイングが少し。

スザンナ ポイキオ(フィンランド)

3L-2T  ルッツで腰が回ってバランスが崩れた。マイナス評価もあるのでは。(杉田氏)

2F             これは大きい。マイナス3(杉田氏)

1A            ダブルアクセルでないといけないので、これもマイナス3(杉田氏)

曲は、ジャズっぽい。ベース、バイオリン、ピアノのトリオ? パーカッションがない様だが、演技のタイミングが取りづらいのでは?

衣装は、青のワンピース。胸部中央でクロスするように、同じ色の青と白のストラップ。

姉がコーチと、杉田氏。

TSS 44.68 17位で、フリーには進める(上位20位まで)

ラウラ レピスト(フィンランド)

「タイプから言うと、上品な滑り」(杉田氏)

3T-3T セカンドでハンドタッチ。空中で軸が右に傾いた感じ。

3R     踏切時にしっかり氷をトゥで掴んでいる。

2A

衣装は、暗めのバイオレットの字に、青のラインがリボン状にあしらわれている。スカートも青。

ストレートライン 入りでつまづく。

キャメルやシットのポジションはとても綺麗。軸も一定。

ディフェンディングチャンピオンとしての風格を感じる。

62.96(SB)

「5コンポーネンツで、もう少しアピールするものがあると良いのですが」(杉田氏)

Img_0035 おまけ画像。みたらし団子が美味しいので、そればかり食べてました。

 あと、10時間くらいの観戦ですが、体重増加が心配です...。

2010 全米女子SP TV観戦レポート

予告して出来なければ恥ずかしいので、特に記しませんでしたが、今日・明日とJ-Sportsで放送される欧州選手権と全米選手権の女子シングル競技のTV視聴レポをしたいと思います。

予定は、http://www.jsports.co.jp/tv/skate/ を参照して下さい。

今日は朝の貸し切り練習の後、クラブのバレエレッスンがあり、正午に帰宅しました。

Img_0026いつもなら、夕方にもう一度リンクへ出直して自主練習ですが、今日と明日は観戦モードです。帰りに菓子類を買い込みましたので、延々と続くであろう自室引きこもりの準備も万全です(これだけ食べきれるだろうか...)。 耐久レースのつもりで、頑張ります!!

<全米選手権女子ショートプログラム>

ショートは、全米も欧州も録画中継ですので、主な選手中心の放送だと思います。放送をHD録画しますので、放送ではなく、若干遅れた自分の録画を観ながらレポします。これなら、見逃した所を見返すことができますので。

解説は、村主千香さん。プロスケーターと共に、インストラクターとしても紹介されまいした。

(GP1)

レイチェル フラット

ピンクのワンピース。胸のセンターがV字。曲は、フォッシーからシング・シング・シングとのこと。

3F+3T Fのランドのフリーレッグが外に向いて流れが乱れるが、3Tをつける。

3L    その前のつなぎは、気もそぞろという感じ。空中での軸がブレるが、ちゃんとランドする。

LBOのY字スパイラルのポジションがとても綺麗。

2A 一生懸命回転している感じ。

ストレートラインーエッジの使い方ガパワフル。しなを作ってのポーズがアメリカっぽい感じ。昔の映画スターのブロマイドの様。

「色々な試合に出ているのですごいベテランだと思ってしまうのですが、まだ17歳なんですよね」と千香さん。

キスクラで何かに大笑い。

TES 39.39  PCS 29.96  TSS 69.35

男性と女性のコーチ大喜び。

アリッサ シズニー

曲は”MEDLEY”(JAMES HORNER)

バイオレットのワンピース。肩がなく、ストラップもない(肌の色にカモフラージュしたインナーでフォローされていると思うが)。バレエのチュチュの様に、ウェストが絞られたシルエット。笑顔のない静かな登場で、ハっとさせられる。背中がものすごく開いている(ほとんどはカモフラージュされてるが)

とても静かな滑り出し。ギターとエッジで氷を押す音しか聞こえない。

3L-LBOでの助走から。転倒。

2F-軸をまとめきれなかった感じ。

LFOのシャーロットが綺麗。

レイバックがとても深い。サイドレイズからのビールマンが滑らか。

ストレートラインーハイビジョンだとループのトレースまで見えることがわかった。途中でのLBIでトゥを突いての半回転ジャンプ(フリップと同じ踏切)の空中でのアティトュードがとても綺麗。

とにかく、優美。ジャンプのミスなどどうでも良いという感じ。まさに、氷上のバレエ。

ビールマンの回転数が足りないのでは?と、千香さん。

「やっぱり、プレッシャーもあったと思いますね」(千香さん)

キスクラではうつむきがち。

TES 27.34  PCS 27.84  -1.0  TSS 54.18

口を真一文字に閉めて得点表示を見つめている。

(GP2)

クリスティーナ ガオ

”MORNING PASSAGE”(PHILIP GLASS)

昨年の全米ジュニア3位と紹介。

足の細さが気になる。衣装は、紫のチューブトップ状(スカートは付いている)だが、シースルー素材で肩まであり、襟にあたる部分(肩が半分ほど露出する広さ)は衣装と同じ色で縁取りされている。

バッククロスの時に結構氷の削る音が聞こえる。

3T-3T フォアインスリーの回転そのままでジャンプ。セカンドのランドはつまり、チェックできない。本人は笑顔。

3F    軸がコンパクト。とても綺麗。

2A    やはり綺麗。

スピンのランディングで乱れてチェックとれない(2回ほどある)。シットで回転が遅くなるよう。

サーペンタイン ステップシークエンス あんまり滑る感じではないのだが、バックインで不思議と伸びている。不思議系の映像のBGMっぽい音で、前後の屈伸の多い振付がリズムにあっている。

ビールマンで演技を終わり、白い歯を見せてほほ笑む。

雰囲気が今井遥選手に似ているのかもしれない。

コーチはブライアン・オーサーとのこと。

カナダで練習していると、千香さん。

TES 32.71  PCS 23.55  TSS 56.26

「もっと出ると思ったのですが」(アナウンサー)

PCSの低さは、今後のキャリアで補えると思う。15歳でTES30点オーバーというのは凄いのではないか?

長洲 未来

画面に登場して、雰囲気ですぐにミライだとわかる。テロップにHOME:ARCADIA,CAと出るのだが、キャプテン ハーロックが大好きな私は、これを見るだけで嬉しくなる。

曲は、"HE'S A PIRATE"(DAVID GARRETT)

黒を基調としたワンピース。右の第二肋骨付近から胸骨へと流れるように金の装飾があしらわれている。チークのピンクがやや濃い。ルージュも....。

滑走スピードが速い。SPは、最初のジャンプに入るまでの滑りで観ている者に、スケーティングを印象づけるように感じる。

3L-2T セカンドジャンプはかなり余裕をもっている。ランディングのチェックがとても綺麗。

3F    十八番という感じ。表情にも、良い意味でゆとりを感じる。

スパイラルは、RFI→RFOのチェンジエッジをビールマンポジションのままで行い、エッジが変わってからポジションをノーマルにする。足の挙がりがハンパない。

レイバックのイナバウァーから2Aで歓声が上がる。「イナバウァーから、ダブルアクセル」(アナウンサーさん) 待ってました!という感じ。ちなみに、今日のアナウンサーは男性。小林千鶴さんではない。

2回アラビアンをして勢いをつけてのフライングシット。ここで、パイレーツ オブ カリビアンの有名な音楽(私的に^^;)になる(演奏は一貫してバイオリン)。とても格好良い。

演技中のポーズも、意図してマニッシュになる。なんとなく、「くるみ割り」の中国かトレパックに近い雰囲気?

サーキュラーステップ 力強いエッジの使い方。同時に、ポーズも正確で小気味よい。レベルを上げるためというよりも、観客に喜んでもらうための動きという印象。感動的。

最後のI字スピン中に歓声が湧き立つ。終了後にスタオベ。フィニッシュポーズをグラつきながらも持ちこたえて保つ姿に、また感動。

とても芯の強い演技。

ルッツの踏切がインサイド気味では?と、千香さん。

スパイラルで、足を綺麗に挙げてもスケーティングレッグは動かないので、プラスをもらえるのではないかと、千香さん。確かに、スパイラルではスケーティングレッグの安定性が重要というのは、私も教わっている。

フランク キャロルにコーチが変わり、ライザチェックと共に練習できるのもプラスと言っていると、アナウンサーより。

TES  40.20  口をすぼめてびっくりした感じ。

PCS 29.86   手はピースサインで、左右に小さく振る。動揺を見せまいとスカした感じ。

TSS 70.06   頭の上で手を叩き、大喜び。

アジア的な細やかな美しさと、アメリカ的なフランクな表現力の両方を備えた、稀有なスケーターかもしれない。THE ICEでのキャッチフレーズ”浅田真央の最大のライバル”は、ブラフでなくなる予感もある。

チェルシー モロー

”ELIZABETH:THE GOLDEN AGE”(CRAIG ARMSTRONG AND AR RAHMAN)

明るい赤のワンピース。右肩から流れるワンショルダーに見えるが、左肩にも、同じ色の細いストラップがある。

ソバージュの髪を束ね、雰囲気はバレンティナ・マルケイの感じ。

滑りが滑らかで、ターンも氷をよく掴んでいる。

「一生懸命というのが伝わってきますね」(アナウンサー)

丁寧に基本を忠実に、とても良い先生に教わっているという感じ。まさに、アメリカフィギュアの真骨頂?

3S+2T サルコウでハンドタッチ。それでも、セカンドをダブルでつなげるのは立派。つまりながらも、ちゃんとチェックを入れる。

スタンドスピンで、首が軸から外れている。それでも、回転軸はブレず、速い。

実績はないが、昨年(今シーズン)地方の大会で優勝して、全米出場を決めたと、アナウンサー。

サーペンタインステップシークエンス  膝があんまり使っておらず、腕の動きも頭上に挙げて開くパターンの繰り返し。単調な印象。

レイバックスピン 軸が全然動かない。姿勢変化の最後はヘアカット。

最後の曲の盛り上がりで、スパイラル シークエンス。曲ほどに演技が盛り上がらない感じ。

目線がやや下に行っていたと、千香さん。

日本のように、営業中の練習が主なのだろうか...? 後半やや単調だったが、ケレン味のない、愛着のわく演技。

TES 26.60  PCS 19.75  TSS  46.35

※ すみません。ここまで、レポしていたら、欧州女子SPの開始時間が近づきました。欧州は、DVD録画なので、録画中の見返しがききません。なので、ここで全米女子SPのレポを一時中断し、次のエントリー作成に進みます。中途半端になってしまい、すみません。

リハビリ期

右脚の怪我についてエントリーを出した今月12日からそれほど日を置かずに、かかりつけの整形外科の先生に診て頂いた。もう、その頃には内出血の跡も縮小しており、「運動しながら養生するように」と言われた。やはり、大事にしすぎて周囲の筋肉が衰えると、再発がしやすくなるそうである。

予防策についても質問したところ、過度な負荷に気をつけることと、ウォームアップとクールダウンをきちんとすることをアドバイスされた。基本的なことなのだが、やはり大事なことなのだと認識を新たにした。それまでは、氷上練習の時間がもったいなくて、ストレッチもそこそこに氷に乗ることが多々あった。クラブの先生にも事情を理解して頂いているので、今は十分に時間をとって、体を温め、ストレッチをしてからリンクに出るようにしている。寒い時期なので、余計に筋肉が委縮しがちで、しかも(冬なのに)冷房をガンガンかけた環境で運動するのだから、一層のケアが求められるのだろう。

練習後も、併設のジムが開いている時間ならば、ランニングマシン(トレッドミル)でウォーキングやランニングをして緊張した筋肉をほぐし、それからストレッチをしてしめるようにしている。ただ、「筋肉をほぐす」という目的とは反するのだが、マシンでのウォーキングでは段階的にスピードを上げ、最終的には時速9.5㎞で歩く(速歩)ようにしている。

速歩の目的は、肉離れを起こしたハムストリングス(膝と腿の裏側の筋肉の総称)を強化して再発を予防することである。肉離れがひどい時には、何より歩く時に痛みがあったので、歩行動作を強化すれば予防につながると考えたのだ。ただ、ネット検索をしても、速歩でハムストリングスが強化されるという情報は得られなかった。代表的な強化法は、マシンを使ったレッグカールであり、もちろんジムにもそれ用のマシンはある。でも、今は負荷なしのレッグカール(うつ伏せになって背中側に膝を曲げる=踵や足の裏を天井方向に挙げる)をしても痛みを覚える。肉離れは、まだ完全には治っていないのだ。なので、マシンを使うのには抵抗がある。それで、つなぎのリハビリとして、速歩を試している次第である。

実感する負荷で言えば、ランニングマシンで走るのよりも、それとほぼ同じ速度で歩く方が、はるかに大変である。心肺系に関してもそう感じるし、足腰への負担でも感じる。なので、マシントレーニングほどでないとしても、効果はあるのではないかと期待している。それに、フィギュアスケートという運動の性質を考えると、より早く的確な足さばきができるようになった方が良い。速歩では、間断なく足を前へ前へともっていかなければスピードに追いつけないので、少なくとも前後方向への素早い動きを訓練するのにもメリットはあると思う。もっとも、頑張りすぎて、また肉離れになってはいけないので、そこのところは慎重にしているが...。

氷上では、普段通りに練習している。腿の裏側を痛めてよくわかったのは、スケーティングでは、あまりこの部位の筋肉は使わないということである。痛めたその日でも、滑れたのだから。ただ、後で振り返って思い当ったのだが、右片足でのスネークやスリーターンなど、バランスを保つ課題が普段よりもやり難かった。できないわけではないのだが、バランスがとれずにフリーレッグを着いてしまうことがよくあった。これは、怪我の影響もあったのかもしれない。また、今でもそうなのだが、ジャンプのランディングの際の右脚の踏ん張りが、どうも良くない。回転不足での根性降りの時はそうではないのだが、ちゃんと回転してトゥで着氷した後、右バックアウトで流れる時のコントロールが上手くいかない。転倒したりとか、そういう訳ではないのだが、なんとなくぎこちないのだ。微妙な調整が上手くできないのかもしれない。

膝は、車で言えば、タイヤと車体とをつなぐサスペンションのような部位である。なので、腿や膝の裏側を伸ばしたというのは、サスペンションのバネが上手く働かないというのと同じであり、そのために着氷のショックの吸収が上手にできていないのかもしれない。私としては、車のサスペンションというよりも飛行機のギヤ(着陸装置)でイメージする方がしっくりくる。ジャンプのランディングなんて、空母に着陸するようなもので、トゥが氷をとらえるのは、着艦機が空母甲板のワイヤーを捉えられるかくらいに微妙なものだと思っている(戦闘機を操縦した経験はないが...)。ここから、バックアウトに流すのも、機敏さとバランス感覚と、タイミングの良さが求められる。そこで、膝のバネがものを言うのであろうが、そこに不安があるというのが現在のところである。多分、肉体的な問題だけでなく、心理的な不安も残っているのだろう...。

とにかく、焦ってもいけないのだが、繰り返し練習して感覚を戻すしかない。なので、怪我をぶり返さない程度に頑張り、不安を払しょくして、ランディングに自信を持てるようになりたい。

2010年1月12日 (火)

右脚の怪我のこと

大人が安全にフィギュアスケートを楽しめることも、このブログのテーマである。でも、技術向上を目指して練習していけば、怪我を負うリスクが高まるのも仕方がないと思う。

最近の経験では、2級ステップ課題である”バックアウトスリーとモホークによるパワーステップ”では、何度も転倒を経験した。特に、左足を軸とする時計回りは、本当に恐かった。前のエントリーにも書いたが、一般の滑走方向と逆走して円を描くため、このステップの練習中は他のスケーター達と対面する形で滑らねばならない。しかも、3回のステップで円を描き切ることが求められるので、結構なスピードを維持する必要がある。大人にとっては、少なくとも私にとっては、ちょっと酷な課題であった。一応、ある程度はできるようになったが、代償もそこそこあった...。

特にひどい転倒をしたケースは、ターン時に滑走者が近づいてきた時である。ニアミスに近いくらいに接近したのなら、私の方からステップを中断する。でも、それほど近づいてはいないが、視界に入ってしまった時が危なかった。相手の動きが気になるので、視線や上半身の動きが相手の方に固定されてしまい、ステップを続けるには中途半端な動きになる。でも、下半身はターン動作を続けているので、スリーターン(LBO→LFI)でフォアインエッジに乗ったとたんに加速してしまう。これに上半身がついていけず、足払いを食わされたように勢いよく転倒する。ちょうど、柔道の横受身をとったような形である。畳ではなく氷の上なので、腰の横側を強打してひどく痛い思いを何度もした。

そういう思いをしながら、フォアインエッジに乗った時の上半身のコントロールを覚えていったので、今では、誰かが接近してきても転倒せずにバランスを維持するようになったが、昨年末までは本当に恐かった。ただ、そういう痛みを経験しながら技術は上達するものという、(やや不合理な)、拘りもあるため、私はヒッププロテクターなどの装具は使っていなかった。痛い思いをしないように、安全に転倒する技術を得ることも大事だと思うので、敢えてしていなかったのだ。

ただ、今回のような酷い転倒を繰り返す課題に取り組む場合には、そういう拘りも捨てねばならないと反省している。それについて、このエントリーで記したい。同じような悩みを抱える大人スケーターの方々にも参考になればと思う。

Rleg091224 左の写真は、昨年12月24日に撮影した私の右腿の裏側である。見た目は、ひどい内出血ではあるが、実際にはそれほどのことはないと判断していた。実際の怪我の場所はこんなに広範囲ではなく、12月20日に前述のような状況で痛打した右腰の横側の皮下血腫の血液が重力で下側へ拡がっただけだと思っていたのだ。ただ、20日に右腰を打った時には、それこそしばらく動けないくらい痛かった。ジャンプやスピンの練習では経験しないような酷い転倒で、本気でこの課題が嫌になるくらいだった。それでも根性で練習していたら、皮下血腫が鶏卵大くらいに膨らんだので、あわてて練習を中断し、しばらく安静にしていた。

とにかく、打撲で内出血を起こし、その周囲が黒ずんでくることはよくあることなので、出血量が普段よりも多い状況と思い、たかをくくっていたのだ。

実際、安静にして内出血が落ち着いた後は普段通りの練習ができていた。ところが...右腰の打撲(12月20日)から3日後の23日に、今度は右腿裏側の筋肉を傷めてしまった。前のエントリーでも記したが、クラブの陸上練習のランニング中に筋肉を伸ばしてしまったようだ。これは、痛みも強く、可動域に制限も出たので難儀した。バッジテストを控えていたので、練習はなんとかやり、慎重にストレッチを繰り返して、年末をやり過ごした。結局テストは落ちたが、それも良い経験だったと思っている。

年明けには右腿の痛みもなくなり、多少臀部に近いあたりに、ひきつれを感じるが、脚の可動域も大分戻ってきていた。しかし、その時になって、傷害の大きさに気がついた。

Rleg100108 今年の1月8日の右腿裏側の写真である。写真の左端が膝の裏側だ。今年に入って、このあざが残っているのに気づいたのだが、右腿の筋肉がここまで痛んでいるとは思っていなかった。下手をしたらもっと大きな怪我になっていたかもしれない。

見た目は、最初の写真の方が痛々しいかもしれない。でも、あの変色のほとんどは、打撲による内出血であり、打撲自体が骨折などになっていないのなら、基本的には問題がないはずである。もちろん、骨や軟部組織にまで異常があったらスケートどころではないが...。実際、変色のほとんどは1~2週間で消退してしまった。

そして残ったのが、二枚目の写真のあざなのだ...。これには、本気でびっくりした。クラブに定期的に来て下さるトレーナーの先生に相談したところ、やはり、筋組織が破裂して出血したあとであろうと言われた。要するに肉離れである。私は昨年10月に同じ箇所を傷めていた(その時にはこんな出血はしてなかった)ので、それで筋肉自体が弱くなっており、ランニングなどの負荷で痛んだのだろうとのことであった。

でも、怪我をするからといって、トレーニングの負荷を減らすことは、ちょっとできない。痛みながらもバッジテストを受験したり、氷上で練習できたりしたのは、やはり十分な筋力が備わっていたからというのは否定されないだろう。筋肉の一部が痛んでも、まだ十分なゆとり(予備力)があるからこそ、中断をせずに済んだのである。むしろ、負荷を緩めたらもっと故障に弱い身体になるのではないかと不安である。

それでも、反省はある。

ひとつめは、恐い転倒をしながらもステップ課題の練習を続けたことである。酷い内出血を起こす前に、ヒッププロテクターを装着すべきであった。その前から腰を痛打することはあったのだから、それへの安全対策を講じれば、痛い思いもしなかったし、怪我も避けることができたかもしれない。

二つめは、打撲による内出血での皮膚の変色とたかをくくり、筋肉破裂からの出血を見落としたことである。自分の身体なので、痛みやひきつれなどの自覚症状や可動域制限などからも、傷害の程度を自己判断することはできるが、筋肉自体から出血するような事態を看過したことは問題だったと思う。もしも、過剰な負荷を続けて断裂をひどくさせていったら、かなり大きな怪我になったかもしれない。

三つめは、年末年始の期間なので仕方なかったのだが、医療機関への受診を怠ったことである。せっかく、かかりつけの先生がいるのだから、やはり相談すべきであった。でも、クラブでもトレーナーの先生を依頼して下さっていることは本当に心強い。クラブの先生のご配慮のおかげなのだが、子供達にとっても強い味方であろう。自分のかかりつけ医には、近日中に行くつもりである。

あとは、専門の先生と相談しながら、治療とトレーニングの両立を図っていくしかない。幸い、ランニングや筋トレは、負荷をかけすぎないことを注意しながら再開している。まだ、ランニング中に細かい痙攣を覚えることがあるが、そういう時は無理をしないし、ジムのランニングマシンでは、ウォーキングを主にしている。ただ、全くトレーニングをしないのは、それで治癒が早くなったとしても、現実には無理だと思う。

もうひとつ心がけたいのは、保温である。氷上トレーニングでガンガン滑った後のランニングで腿を傷めたのだが、その背景には、体を冷やしてしまったこともあるかもしれない。特に脚部への保温は今まであまり考えてこなかった。バレエスタジオでレッスンを受けていた時には、レッグウォーマーやタイツなどでしっかり保温していたのに、フィギュアでは疎かにしていたのも反省点である。最近、試しにバレエ用のタイツをアンダーウェアとして使ってみたが、結構良かった。大腿部の保温と練習後のクールダウンは大事かもしれない。

2010年1月 2日 (土)

再起動

私の知識にはないのだが、人の運動能力にはパソコンの再起動のような仕組みがあるのだろうか?

年末の27日にバッジテストが駄目で、28日のフェスティバルでは”アフリカンシンフォニー”を演じさせてもらったが、その後は軽く滑るだけで本格的なトレーニングはしていなかった。右腿の怪我の痛みと張りがひどくなっていたので、静養をとっていたのだ。もちろん、陸トレや水泳も控えた。痛みで歩くのにも難儀したので、トレーニングどころではなかった。

年が明けて、元日の昨日から氷上練習を再開した。この日はスケーティングだけだったが、本日(1月2日)はバッジテストのステップ課題の練習も再開した。落ちたテストをやり直すのには辛さもあったが、もう一度しっかり練習することで得るものは多いはずだと考えなおし、落ち着いて練習できたと思う。やり直してみると、やはり質の面で足りない部分が多いことに気付かざるを得ない。これについては、後日検討してみようと思う。

ただ、今までひどく苦労していた、バックアウトスリーとモホークのパワーステップの時計回りの部分ができるようになっていた。あんなに苦労していたし、ターン後のLFIのエッジコントロールができなくて転倒を繰り返していたのが、なぜか、できるようになっていた。バッジテスト以降は全然練習せずに休んでいただけなのに、少なくとも、バッジテストの日よりも精度の高いステップができるようになったと感じた。あんなに練習してもできなかったのに...。

もっとも、まだターン時にエッジが跳んでしまうし、きちんと検証すれば腰で回す癖は治っていないのかもしれない。もう合格のレベルに達していると思うなら大やけどを負うだろう。でも、ターン前のエッジの乗りとターン後のエッジコントロールが顕著な改善を果たしたのは確かである。練習をサボったら上手になったのいうのは...何事なのだろうか?

当たり前だが、改善したというのなら、それは練習の成果である。練習しなくて上手になるというのなら、あまりに面白くない。ただ、練習して、練習して、悩んで...また、練習して、その成果が出るのには時間も必要だったのかもしれない。あるいは、短期間で成果を出そうと焦っていたため、自分の中で混乱したままで本番に臨んでいたのかもしれない。言えることは、2か月の準備期間の中で自分の中に培っていたものが、今になって芽を出し始めたということである。

ただ、脚の怪我が癒えない限りはスパイラルのフリーレッグは十分には挙がらないし、無理をすれば更に傷めるかもしれない。スパイライルでのエッジコントロールが練習不足であることは確かだし。なので、まだまだ練習していかねばならない。でも、頑張ってきたことは決して無駄ではなかったようだ。

フィギュアスケートは、微妙な組み合わせで上手くいったり失敗が続いたりすることがあるようだ。構成する要素の一つひとつの精度を上げることはもちろん大事だが、それぞれの組み合わせがハマらないと成果がバチっと出てくれないことがある。ジャンプのスッポ抜けなどもそうなのだろうが...。これは、フィギュアスケートの興味深さでもあり、怖さでもある。今回は、静養が良かったようである。でも、いつもいつも、上手くいかないからといって休めばなんとかなるという訳でもないだろう。最後の最後まで追い込みをして本番に臨まねばならない方が多いかもしれない。その覚悟はしておこう。

でも、練習の成果が出なかったとしても、ひょんな時に上達することもある。そういう、再起動のようなこともあることがわかって、少しは希望が持てるような気がする。

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