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2009年3月

2009年3月26日 (木)

プログラム練習について(その2)

世界選手権が開幕し、週末には女子シングルもありますが、「それどころじゃない」という状況でもあります。

来週には地元のリンクは営業を終了するので、貸切練習はできるだけ出て、曲かけを繰り返したいし、今週末には4月から入学予定の大学院(通信制)のスクーリングがあるのです。なので、せっかくJスポーツに加入しているのに、世界選手権をライブで観ることはかなわないし、土曜日は、スクーリングから地元にとんぼ帰りし、夜の貸切練習に出るつもりなので、やはりテレビ中継を観る時間はないと思います...。

でも、入学予定の大学院が中京大学であり、しかも豊田キャンパス(学部は体育学部ではないですが...)なので、スクーリングの昼休み中にどこかでJスポの中継を観られないかと願ってもいるのは、正直な気持ちです。院の先輩方や先生方は、きっと”浅田真央ってこの大学に入るの?”くらいの関心だと思うので、授業中に皆で応援なんてことはないだろうけど...(泣)。

ちなみに、研究内容は仕事に関係することで、スケートとは関係ないですし、スケート部を応援はしますが、それだけです(汗。進学が決まったことをクラブの方々に報告したら、「それじゃぁオーロラリンクで滑れるの?」と聞かれましたが、それほど甘くないようです。

それで、自分のプログラムの進捗状況ですが、比較的スムーズに仕上がっております。ひとつだけネックになっている箇所がありますが、それ以外は曲のテンポに追いつきながら滑りきることができつつあります。ただ、ジャンプは全てシングルで、アクセルは両足着氷のシングルアクセルを入れています。両足というよりも、片足前降りで強引に後ろ向きチェックにしていますが。繰り返すと膝を痛めそうなので、曲かけ3回目以降はスリージャンプにしております。よく、あんな降り方ができると、自分でも呆れてます...怪我しないように注意しないと...!!

ネックになっているのは、以前も報告した、スパイラル→イナバウァー→両足時計回りのダブルターンのところです。エッジの使い方を記すと...

(スパイラル) LFO ノーマルポジション

(イナバウァー) 前足ーLFI(スパイラルのスケーティングレッグをチェンジエッジ)

          後ろ足ーRBI(ほとんど削っている。次のターンへの踏み切り時だけエッジに乗る...汗)

(両足ターン)  1回転目は左軸 2回転目は右軸(この軸の移動が瞬時にできないと身体が流れる)

バレエなどフロアで踊る動きに置き換えるのなら、アラベスク→4番プリエ→ストゥニューのダブルという感じで、それほど(というより、全然)難しくない動作です。ところが、氷上では滑りながらの動作になります。ステップを踏んでいる最中にも軸は横方向に動くことを意識しなければ、軸を保つことができないようです。ですので、両足ターンでありながらも、軸を体の中心に持っていくと、慣性の法則に逆らう(?)ために転倒してしまいます。もちろん、転倒しないように頑張ることもできますが、それだと失速し、次の流れ(この後、バッククロス1回→バックスパイラルと続きます)にもっていくことができません。

ですので、滑走している流れに逆らわず、両足ターンでも左→右と軸を移していく必用があるようです。この感覚が難しく、目下練習中です。数日前から曲かけ中でもできるようになってきましたが、少しタイミングがズレると恐怖感が先立ち、ターンに入るのを躊躇してしまいます。以前、転んで頭を打ったのは別の箇所ですが、そこ以上に怖いところなのです。

プログラム自体は、インストラクターの先生がとても格好良く、曲調にフィットした振付をして下さいました。本当に感謝・感激しています。曲は、もう素晴らしい、吹奏楽の定番として、小学生からプロフェッショナルまで、高校野球でも”アフリカンマーチ”とアレンジされて演奏されている名曲ですので、この曲で演技させてもらえるだけでも嬉しいです。

あとは、演じる自分次第かと...。くだんの箇所についても、曲の中での入りのタイミングはわかってきているので、本番までには間に合うと思います。ジャンプについては、最初の強引なシングル(?)アクセルをなんとかし、次のルッツ+トゥループのコンビネーションをできたら、2+1にと思っていますが、実際にはシングル+シングルが現実的とも思われます。ここまでは、ジャンプ後に少しだけゆとりがあり、転倒してもリカバリーができそうなので、ちょっと思い切った挑戦ができそうなのですが...。その後のジャンプは、次の動作とのつながりが非常にタイトで、ミスをしたら致命的となります。

もう、とにかく一気呵成に、”エイ ヤァ!”と演じる感じで、格好良いのですが、40歳過ぎた中年素人がやるには、かなりハードなプログラムでもあります。曲かけは、1時間半の練習で3~4回やっていますが、演技後はゼイゼイハァハァ状態です。正直、曲かけ中に息をしている意識がないです。2分半なので無酸素運動ではないと思いますが、本当に息継ぎを忘れてしまうくらい集中していないと、曲に置いてかれる感じです。この曲を先生にお願いしたのは、私自身ですが...。今後、バッジテスト2級用のプログラムを先生にお願いしたいと考えていますが、これはもっとゆっくりな曲を選びたいと思います。フォーレの”シシリエンヌ”を検討していますが。

それでも練習ができるのは、プールでクロールを50メートル×10本でトレーニングしているおかげだと思います。スポーツクラブでは、500メートルや1キロメートルを一気に泳ぐ人たちばかりなのですが、自分も自分なりのペースで頑張ることで、心肺機能は上がっていると実感しています。演技中、息があがりそうだけど頑張る、という部分でそれを感じます。こういう身体づくりは、どんなスポーツをやるにしても基盤になるのではないかと考えています。

フィギュアスケートのプログラム作りは、ケーキに似ていると常々思っています。私の姉がケーキを作るのが得意で、特にスポンジがとても美味しいのにびっくりします。この土台となるスポンジ部分が、フィギュアでは体力に相当する部分だと思います。そして、土台を滑らかにコーティングしている生クリームの部分、これがスケーティングの部分かと。ジャンプやスピン、ステップといったエレメンツはケーキの飾りつけに相当すると思います。

やはり、注目されるのはエレメンツです。ですので、なるべく難易度の高いジャンプも、現実的な範囲で頑張りたいと思っています。でも、エレメンツとエレメンツとの間のつなぎの部分、ここをいかに澱みなく滑ることができるか?本当は、それを一番大事に考えています。例えば、バックインからフォアアウトへの踏み替え、あるいはスケーティングレッグのエッジチェンジ、スピードを増していくフォアやバックのクロス、そういう下地の部分をしっかり行うのが、今年の一番のテーマです。それに上乗せする感じで、エレメンツも頑張れたらと考えるのです。

だから、ジャンプやスピンを評価されるよりも(もちろん、それも嬉しいですが...)、「いい曲を選んだね」と言われることを目標に頑張りたいと思っています。観ている人が曲を感じてくれるというのは、演技が曲とマッチしていることだと思いますので。

もっとも、「他に褒めることがないから、仕方なく曲を褒めた」というケースも考えられますが...。

2009年3月23日 (月)

まだ何も始まっていない~曽根美樹の引退セレモニー~

今日(3月22日)、朝の貸切練習の後に日本ガイシアリーナへ中日カップ観戦に行って来た。

目的は3つ。

ひとつは、クラブの出場選手達への応援。

二つめは、曽根美樹さんの最後の姿を見届けること。

三つめは、東京へ異動したKさんへ餞別を渡すこと。

Kさんは、2年ほど前に知り合ったマスコミ関係の方。フィギュアスケートの取材をしており、大会のたびに顔をお見かけしていた。異動にともなってフィギュア取材からは退かれるようだが、ファンは続けるとのこと。せっかく東京に行かれるならば、バレエを観る機会を持つのもフィギュアの勉強になるから...と、バレエのDVDを渡そうと思ったのだ。もう、東京に移られているようだが、曽根さん最後の試合ならばきっと来られるだろうと予想して、DVDをバッグに入れておいた。

こういう目論見はたいてい上手くいくのだが、今日も入り口近くに席をとって観戦していたら、その入り口に立っているKさんと目が合った。忘れないうちにDVDを渡し、目的の三つめは首尾よく果たすことができた。選手権クラス女子の競技もKさんと一緒に観戦し、曽根選手のカルメンも観ることができた。怪我との戦いのここ2~3年のうち、最高の演技で締めくくることができたのではないだろうか?

サルコウとトゥループの二種類のトリプルジャンプも気持ちを感じたが、ステップを進めながら上体を大きくうねらせる演技、空気の醸し方は、曽根選手でなければできないものだと思う。今日は、お父様も観に来られたようだが(昔読んだ新聞記事では、曽根選手が父に演技を見に来ないようにと常々言っていたと書いてあったと思う)、プロの俳優の目から観て、娘の演技はどう映ったのだろうか?

滑りも安定しており、一筋の曇りもないような、見事な演技だった。

演技前の鼻かみはいつもの通りだったが、演技後に、応援団に向かってスカートの端を両手で持ち上げてお辞儀をする仕草が、今日はなかった。やはり、そういう気持ちにならないほど、感情が昂ぶっていたのだろう。その代わりというか、演技終了と共に、自然発生的にスタンディングオベーションが起こっていた。おそらく...ジャッジ側(客席には誰もいず)に先ずは挨拶をするので、この時には、曽根選手はスタオベに気づかなかったのではないだろうか?反対側へと振り向き、ファンが皆立ち上がっているのを見た時、曽根選手はどんな風に感じているのだろうか...と、思いながら拍手をしていた。

そもそも、大学卒業と共に引退を決めている選手のために、セレモニーを企画するというのは、前例があるのだろうか?毎年多くの選手達が靴を脱いでいく。卒業という節目でなくても、怪我やさまざまな事情でリンクをさっていかざるを得なくなる人たちは、決して少なくはないと思うのだ。でも、今回の曽根選手のようなケースは、今までに何度あったのだろうか?

そんな風に思いながらも、引退の試合と試合後のセレモニーを観て、素晴らしい機会をつくって下さった関係者の方々に、私も感謝の思いを抱いた。曽根選手のセレモニーは、曽根選手だけでなく、名残を惜しみつつもリンクから去っていく多くの選手達のためのセレモニーだったのかもしれないと思ったのだ。極論を言えば、今後私がフィギュアを諦める時が来たとしても、曽根選手の引退の姿を思い出して、気持ちが慰められるだろう...安心してリンクを去れるかもしれないと感じたのだ。フィギュアを愛し、氷上で懸命に闘って来た多くの選手達を代表して、曽根美樹に、「お疲れ様」の一言を関係者やファンは託したのかもしれないと、私は考えている。

曽根美樹は、選手のハートを代表するにふさわしい選手なのだろう。

私は、2年ほど前に、大須で曽根選手と行き会い、かねてからのファンであることをお話した。その時の曽根選手は、教育実習中に怪我をしたという腕の骨折の治療中で、ギプスをしながら練習をしていた。ブロック大会は、骨折が治っていないのにギプスを外して臨んでいたと記憶している。この年は膝も怪我をしており、全日本は出場が危ぶまれたのにSPを滑りきり、両膝とも具合が悪いのにFSも棄権せずにサロメを演じきった。

大阪の会場で曽根選手と行き会った時、「今日、出場されるのですか?」と問うた私に、「出ます」ときっぱりと言われたのに対し、私は「祈っています」としか言えなかった。この時の曽根選手の想いは、チュッキョフィギュアのバックナンバーでも紹介されています(こちら)。

演技への強い気持ちと後輩達への思いやり...曽根選手の人柄のゆえに、私達は彼女の引退を惜しみながらも、「お疲れ様でした」との言葉を、彼女に託したのだと思う。もしかしたら、ユキナさんへ、あるいはランビエールへ、バトルへ、そして今後も続くであろう「引退」を背負う選手達のために、彼女は代表となって、セレモニーの主役になってくれたのだろう。

試合での演技は、スタオベで幕となったが、中部選手権のスケジュールが全て終了した後で、改めてセレモニーが行われた。というか、予兆は既に表彰式でもあったのだが...。

選手権クラス女子は、今回は二人棄権があったので、入賞は8名ではなく6名になるだろうと、私は考えていた。選手達もそう思っていたようで、7位の後藤選手は既にジャージに着替えており、リンクサイドで皆と一緒にいた。なのに、表彰式で名前をアナウンスされてしまった。困惑したまま動けずにいる間に、8位の曽根選手も呼ばれた。控え室に籠っていた曽根選手が表彰台へ向かう姿は、「大奥」の衣装。靴もしっかりエキシ用のものだった。「もう、いっちゃえ!」という声に押されて、後藤選手もジャージ姿でスニーカーを履いたまま、表彰台へと乗った。ローカル大会なのでかもしれないが、椿事である。

ちなみに、ジュニア選手権と選手権の両クラスでは、入賞した男子選手は全員が、表彰台に乗る前にジャンプを試み、失敗したら表彰台の後ろで腕立て伏せをしてから乗っていた。成功した選手は一人もなかったが...。選手権の中村選手は、腕立てをせずに頭を下げてから乗っていたと記憶している。

このような経緯で、セレモニーでの演目が「大奥」なのが、はからずもわかってしまった。この演目では、上様を思う気持ちをしたためた後、曲調が変わって手紙を自らひきちぎり、リンクサイドの観客を上様と見違えるという場面がある。”THE ICE”では、中継ゲストの加藤和彦や一般のお客様に曽根選手が迫っていたこともあった。今日は誰のもとへ...と思っていったら、リンクサイドに降りていたKさんの手にキスをして去っていった。お互いの卒業への挨拶だったのだろうか...。

でも、曽根選手にしても、Kさんにしても、まだ、何も始まっていない。新しい生活はこれからだと思う。始まっていない以上は、終わってもいないのではないだろうか?念願の高校体育教師になってから、曽根選手のフィギュア生活は終わりを告げるようにも思える。まだ、中部選手権を8位で終えた、ただそれだけではないだろうか?

先週、私の職場でも学位授与式が盛大に行われた。実習の関係で式にも謝恩会にも出られなかったが、臨床で共に時を過ごした学生達が卒業していった。彼女・彼らと曽根選手とが同世代であることに気づいて、軽いめまいを覚える。私にとって、曽根選手は、2005年以来の憧れの選手であり、雲の上の人でもある。心から尊敬している。でも、年齢は、私の教え子と同じだったんだ...と、初めて気が付いた。

このあたりの感覚は、やはり年齢ではなく、その人のキャリアだと思う。フィギュアスケートを始めてやっと4年が経つ私にとっては、ブロック大会から勝ち進んで全日本選手権に出場する7級選手は、本当におよびもつかない世界の住人に思える。何年生きたかではなく、どんなキャリアを積んできたかで勝負する人たちの世界なのだろう。そして、このキャリアは色褪せることもない。だから、曽根美樹選手は、いつまでも、私にとっては第一線の選手であり続ける。マスターピースとなった”サロメ”、2006年の”サラバンド”、ギターに導かれる再現部まで演ってくれた”死の舞踏”など、曲と演技はいつまでも覚えていられると思う。もしも、曽根美樹が私の中で過去のものになるとしたのなら、それは...彼女の踏んだキャリアを私も踏襲し始めた時からであろう。現実的には厳しいが、夢を持つのは自由だろうし...。

2009年3月14日 (土)

両足から右足着氷へ...(難)...

プログラムのエレメンツの間のつなぎが動けるようになったので、ここ1週間ほどから、ジャンプやスピンなど各エレメンツの練習を行っている。

現在は大会を控えている子供達に曲かけ練習の機会を譲っているので、私の曲かけは行っていないが、多分...じょじょに完成度は上がっていると思う。正直には、リンク営業終了を間近にした、この時期に曲かけをしないのは辛いのだが、2分30秒の時間を自分一人で占めてしまうのは申し訳ない。級で言えば1分のプログラムが妥当なはずだし...。なので、子供達も大会直前ということで、自粛している。

その分、ジャンプ練習に力を入れているわけだが、あいかわらず、シングルアクセル以上のジャンプは両足着氷のまま...。無理に片足で降りようとすると、空中でパンクしてしまい、ひどくバランスを崩す。自分的には自信のあるトゥジャンプにしても、程度は同じ。それでも、ルッツまで両足ならばダブルで降りられるので、前向きに考えている。

先生の意見を聞いていない(名古屋でのレッスンは、一般営業中で、昨今の混み具合のためジャンプをみていただくことはできていない)ので、片足で降りられない理由はわからない。自分としては、やはり回転が足りないのだと思う。「両足なら降りられる」と先に記したが、片足できれいに降りるためには、更に”グイッ”と上半身を回し、軸足にゆとりを与える必要があるのかもしれない。「空中で回りきって降りる」ということだと思うのだが...。

私は、このレベルには、まだまだ到達していない。ジャンプ力、回転力、調整力(回りながらも軸を保つ能力など)、そして体格(体重と横幅など)、全てに欠点があるように感じる。

それでも、「転ばない」という一点では、光明が見えている。着氷がマズく、転倒もするというのでは、なかなか練習が続かない。ツーフットだが、転ばずにチェックにもっていけるので、繰り返し練習できている。何日も、何度もやっていけば、そのうちわかってくることもあるだろう。それまでに、マスターズが終わってしまうかもしれないが...。

前のエントリーで記した通り、5月の試合本番の難易度は、3月での進捗をもとに先生と相談するつもりだが、練習や減量の取り組みは、本番まで続けることができる。いきなり、5月にダブルが降りられ始めたので試合に入れるというのはリスキーだし、東伏見の魔物の餌食になってしまうかもしれない。でも、「諦めたらそこで終わり」なので、努力だけは続けようと思う。本番直前の6分間練習の出来で構成を決めるという対応力は、とてもないが...。

2009年3月 9日 (月)

プログラム練習について

現在、学生の実習指導期間中で仕事が忙しく、練習も続けているのでなかなか更新ができずに申し訳ありません。1週間に一度は近況の報告ができたら...と思っていますので、これからもよろしくお願いします。

5月16日(土)の第15回マスターズチャレンジカップ出場を目指し、”アフリカンシンフォニー”のプログラムを練習しております。私にとっては難易度の高いプログラムなので、大変なのですが、少しずつ進捗しております。

ただ、各エレメンツのつなぎだけでも転倒や失速の可能性があり、ジャンプやスピンの難易度を振付の指定通りにできるようになる自信がありません。最初のジャンプはシングルアクセルなのですが、今でも、スピードを落としての踏み切りで両足着氷のままです。曲のテンポで片足着氷ができるようになるかは、はなはだ怪しい現状です。昨年の今頃からアクセルの練習を始めたので、1年たってもできないままという結果になりました。今後も努力は続けますが、5月本番をスリージャンプにするか、シングルアクセルを挑戦するかは、3月中に目処をつける必用があるかもしれません。

というのも、ホームリンクが季節営業のため、クラブの貸切練習は3月で終わってしまうのです。その後も、車で一時間の距離に、ゴールデンウィークまで営業しているリンクはありますが、曲かけの練習はできなくなります。ジャンプやスピンの練習も、名古屋のリンクに行かなくてはできなくなると思います。ですので、本番が5月でも、3月下旬の出来栄えを試合での難易度とする必要があるのです。後はスキルを劣化させずに維持することを目標とするしかないと思います。

ですので、5月のマスターズは、勝ち負けよりも意地で出場するというのが、本音に近いかもしれません。季節営業のスケーターでも出られるという実績を重ねることで、同じような環境の方々とのつながりを持てたらと思うのです。優勝を目指していないか?と問われたなら、ノーとは言えない気持ちもあります。自分のキャリアや実力から言ったら、とても目標にできないことはわかっています...(私のクラスで優勝するためには、2種類のダブルジャンプとクリーンなシングルアクセル、足替えのコンビネーションスピンは求められるでしょう)。でも、季節営業で頑張っているクラブの子達のことを思えば、たとえ大人の大会でも、クラブ員が試合で良い成績を収めることはきっと励みとなると思うのです。クラブ内では、小学生や中学生の選手達が全国レベルの大会でも活躍しています。それが皆に勇気を与えているのは、見ていて感じます。ならば、自分も...と、ちょっとだけ感じています。

優勝は無理としても、昨年の8位よりもステップアップした成績をと、思わずにはおれません。2ちゃんねるのスケート板に、和気藹々とした以前のマスターズの雰囲気が失われ、勝ちを目指す出場者の雰囲気を嘆く意見が書き込まれていました。それは、共感できる気持ちもあります。私自身は、現在でも出場者同士が励まし合い、讃えあう雰囲気はマスターズにあると思いますが、技術レベルがあがっており、楽しみ・楽しませるよりも、難易度の高さに挑戦する雰囲気が勝っているというのは、そうかもしれないとも感じます。でも、出場を目指して頑張る、良い演技を目指して努力する姿勢は、どうしても外せないというのは、当事者としての自分の気持ちです。

無理に難易度の高いエレメンツを入れようとは思いませんが、昨年の大会で「練習不足」とジャッジに指摘された悔しさは、どうしても忘れることはできません。地元に氷がなく、しかも大会直前の1週間は仕事の関係で滑ることもできなかった。苦肉の策で江戸川に深夜一人で貸切をして氷に乗った、その上での演技を練習不足と言われたのは、本当に悔しかったです。でも、ジャッジがみるのは、あくまでも試合での演技であり、試合前の事情を加味することがないのは当然です。ですので、指摘は今後の課題として覚えておくことにしました。

もしも、同じジャッジの先生が、昨年の自分の演技を覚えておられたとしたら、果たして努力せずに試合に出ることができるか....?私にとっては、このことが一番のプレッシャーです。今年も、試合前には氷に乗れないことはわかっています。仕事の予定では、5月16日の本番前の1週間は、休みがとれませんし、仕事帰りに練習できるリンクもありません。条件は、昨年と変わっていないのです。ならば、出来る時に昨年以上の努力をするしかありません。何より、ジャッジの眼に負けたくないのです。

もちろん、試合に臨む思いは人それぞれであり、勝ちに行く人、観客へのパフォーマンスに燃える人、自分なりの目標を抱いている人、さまざまだと思います。多様性が許されるからこそ、私のように「昨年よりも良い演技を」と願うことも許されるのだと考えています。

ジャッジの先生から、昨年よりも上手になったとみていただけるかはわかりません。東伏見のリンクには魔物が居ます。かなり難しい氷であり、アリーナです。でも、昨年の失敗の経験があるからこそ、今年も一生懸命頑張りたいと思います。

前のエントリーにも記しましたが、”アフリカンシンフォニー”は結構アップテンポな曲で、できる限りリンクを広く使おうとすれば、滑走スピードが要求されます。ですので、スケーティング練習の始めでは、全力滑走でリンク5周というのをメニューに入れました。私にとっては、全力なら5周が精一杯です。少しずつ周回数を増やしたいとも思いますが...。あと、フォアとバックのクロスにも力を入れています。特にバッククロスのスピードを更にあげないと、曲に置いていかれる可能性があります。

滑走スピードが上がると、ステップの苦手な箇所では結構勇気が要ります。軸を失って転倒する可能性が高くなるので、そこは度胸かな...と。「大人でも安全なフィギュア」がテーマではありますが、パフォーマンスと安全との両立には、いつも悩まされています。ただ、陸上での筋力アップは、確実に氷上での安全性に役立つと実感しています。筋力がアップすると、足や背中だけでなく、肩回りで滑ることが可能になります。この、肩回りの安定性は、ちょうどコマのツバの部分のように軸を安定させる役割があるようです。それでも、スピードが殺されない状態でステップへと突っ込むのは、やはり怖いものがあります。

だからこそ、日々の努力が大切なのかな...と思います。もしも、昨年よりも成長したかったら、今、頑張るしかないのかもしれません。本番での成否は、また別の話ですが...。

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