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2009年1月13日 (火)

名古屋フィギュアスケートフェスティバル報告

2009年1月8日(木)に日本ガイシアリーナで開催された、名古屋フィギュアスケートフェスティバルに行ってきました。平日の夕方ということで、仕事終わりに直行したのですが、後半からの鑑賞となりました。中学2年生ながらも全日本選手権で見事7位になった村上佳菜子選手の凱旋アイスショーという意味合いも、自分の中ではあったので、彼女の演技が観られなかったのが残念です。

会場で無料でパンフレットが配られます。このフェスティバルに行くのは3回目ですが、いつもそうだったような気がします。選手の写真と簡単なプロフィールだけですが、ページを見ていくと...

1ページ目 真央  2ページ目 安藤 3ページ目 中野 4ページ目 小塚

と、ここまでは一人1ページで占めています。

5ページ目 織田、中庭、南里

6ページ目 明子、水津

7ページ目 無良、小林、羽生

8ページ目 地元選手(佳菜子、愛音、佐藤未生、渡辺真央、納村彩花、宇野昌麻)

となっていました。全日本チャンプが1/3ページというのもなんだかなぁ...と思います。写真の衣装はしっかり仮面舞踏会なのに...名古屋出身じゃないからか?

地元選手は、愛音選手と納村(おさむら)選手は名東フィギュアスケーティングクラブで、その他の選手達はグランプリ東海クラブです。村上佳菜子選手と同級生の松原彩華選手(昨年は島唄の演技でした)の顔が見られないのが寂しいですが、全日本ジュニアの時も怪我との話を聞いたことがあります。来シーズンに向けて、快方を祈ります。

先に会場入りしていた知人より、村上佳菜子選手は、"baby face"だったと教えてもらいました。宇野選手が2A降りれたかと尋ねると、「えぇ、多分、降りたんじゃないの」とのことでした。中村愛音選手が一番安定した演技だったとも教えてくれました。

私も、後半からはしっかり観ました。パンフレットとは別に出演順の紙も入り口で配布されたので、それに従って報告します。

水津瑠美選手(ナディア)

 のっけから私事ですが、フィギュアにはまるきっかけになったのが、この会場(当時はレインボーと呼ばれていました)で行われた2005年3月の中日カップで、真央(もちろん浅田)選手の3Aを生で観たことでした。導入されたばかりの新採点システムで200点越えをして優勝というので、ちょっと話題になりました。その時に準優勝したのが、水津選手でした。同級生どうしなので、中学2年生(今の佳菜子選手と同じ学年)だったと思います。そのころは、”すいづ”というのが読めなくて、みずつ(?)と思っていたのを思い出します。

ちなみに、中村愛音選手も仙台からその大会に参加していて、ジュニア選手権クラスで優勝していました。でも、飛行機の時間に間に合わないということで、2位の同じクラブの子と共に表彰式は欠席しました。で、過去の成績を日本スケート連盟のサイトで調べてびっくり...2位だったのが、鈴木真梨選手だったのです。愛音選手はすぐに全国区になったので覚えていたのですが、鈴木選手は今のいままで忘れていました。ちなみに、3位が佳菜子選手です。2008年末にはシニアの全日本にまで波及した、ジュニア勢の熾烈な争いは、この時からもうあったのですね。もしや、と思って探したのですが、羽生選手の名前はなかったです。

 話がかなりずれましたが、水津選手とレインボー(現ガイシ)というと、懐かしく思い出します。ただ、この日の水津さんは精彩を欠いており、スパイラルで転倒、ジャンプでも2フットでした。演技後、リンクの外では息がかなり荒かったので、コンディションが良くなかったのかもしれません。ナディア、彼女にすごくあったプログラムだと思いますので、クリーンな演技を、もう一度観たいです。

 羽生結弦選手

 全日本ジュニアまでは、どうしても”ハブ”と読んでしまった名前(私は、羽生善治名人のファンでもあります)ですが、今は”ユヅル”と名前も読めるようになりました。もう、堂々とした演技で、冒頭の非常に深いハイドロプレーンから観客を呑んでいます。3Lも跳んだと思いますが、安定したジャンプに、両腕を脚で巻きつけてのキャノンボールも圧巻でした。本当に、末恐ろしいジュニアが出てきたと思います。昨年のDOIの前からネットで話題になっていましたが、有望新人を見つけるネットの眼もすごいと思います。

 小林宏一選手

 ハウスとかヒップホップとかは全然聞かないのですが、そっち系の曲かなと思いました。ちょっと前ならテクノ系とか...。ダンサブルなナンバーなら無敵です。上半身の胸や肩をビシバシ動かすアイソレーションがすごかったし、グルーブ感もたっぷりでした。全日本では、思いっきりの良いジャンプ(と転倒)で、私の周囲の方々を圧倒していましたが、エキシではきっちりまとめてきます。クリーンな着氷とはいえませんでしたが、ホットに踊って終わりました。

 演技の終わりに、多分愛知県連の久野先生だと思うのですが、一口紹介のようなコメントが入ります。小林選手の時には、「1月8日の予定を尋ねたら空いてないとの返事だったが、エキシだと説明したら来てくれることになった。」とのことでした。

 中庭健介選手(You're so beautiful)

 しっとりした雰囲気の曲がとても似合う選手だと思います。クロスストロークで脚がきちんと伸びていて、清楚な感じの滑りですし。ジャンプも安定していて、安心して楽しめる演技でした。ショーに出演するスケーターとしても、一流のものを持っているのではないでしょうか?

鈴木明子(リベルタンゴ)

 もう、すっかり評判になった、明子さんのリベルタンゴ。昨年度の名古屋フェスティバルでは、ショールを大切そうに纏ったタイタニックでしたが、今ではタンゴが代名詞になったようです。最初の3ルッツも勢いのある助走から綺麗に降りていました。すっかり、ジャンプにも自信を持ったのかなと感じます。上半身を歌うように震わせながら、エッジに乗ったスケーティングが印象的です。ストレートラインも、もう十八番の花道を歩むような輝きを感じます。 手放しで褒めてるな...>自分...。

 演技後の拍手に間髪入れずに、「これだけ拍手があるので...」とアンコールを選手に要求。それに応じて、FP”黒い瞳”のストレートラインを披露しましたが、足にきていたのか、途中でつまづいて転んでしまいました。それでも、フィニッシュに行った時には拍手喝采でした。来年は、是非パンフレット1ページを明子さんのために割いてほしいものです。

南里康晴(津軽海峡冬景色)

 「福岡と言えば、明太子」と、所属をアナウンサーもアピールしていました。なのに、青森の唄なのですね...。月光の調べをうつむきながら聴いている南里選手を見ると、「ひろしです...」と自虐ネタで一発当てた芸人さんを思い浮かべてしまいます。でも、この日はとても調子が良かったみたいです。多分...3A降りたと思います。私からは死角になるところで跳んでいたのでよく見えなかったのですが...非常にクリーンなジャンプでした。

 あと、”風の音が胸をゆする泣けとばかりに”などのサビの部分でマイムを入れていて、近くの席の方々にウケていました。アンコールは、曲なしで3F+3Tでした。ファーストジャンプでハンドタッチしたと記憶しています。

中野友加里(SAYURI)

 傘を持って、紫色のワンピースで登場しました。表情も明るかったです。たたんである傘を見て、新作のエキシ? シェルブールの雨傘かそんな感じの? と思った私でした。アナウンスがSAYURIと言ったところで、その傘は洋傘ではないことにやっと気づき、イントロが始まれば、下駄を鳴らしながら雨中を進むSAYURIの世界でした。

 このプログラム、最初のトゥステップで雰囲気を造り上げていると思います。2007年長野のジャパンスーパーチャレンジでのSAYURIで気が付いたのですが、このエキシだけは照明のあるリンクの方が映えると思います。というのも、中央にポツンと置かれた傘と、滑り続ける中野選手という、静と動とのコントラストが見事なのです。双方とも紫色で、傘と並んでスピンをする後半は、身を挺して雨露をしのぐ女性の生き様を表現しているようで、趣があります。DOIなど、ピンスポット中心の照明では、このあたりがなかなかわからないようです。置かれた傘にも照明を当て続ければ良いのかもしれませんが...。

本日は、競技会と同じような照明でしたので、傘を意識して演技が観れてとても良かったです。

 アンコールは、傘なしバージョンのSAYURIを、後半のストレートラインから披露しました。ステップの中盤からスピンコンビネーションに入ったので、SPと同じ構成なのかは自身がないです。フィニッシュは、両手を重ねて扇子を開く仕草のポーズでした。

ジャンプも安定していて、元気を取り戻した様子でした。

安藤美姫(ボレロ 男声ソプラノ?のヴォーカルバージョン)

 とても評判の良いプログラムです。私は、実は...それほど...なのですが、これは好みであって安藤選手の演技に問題があるのではないと考えています。演技に律動感があまりないタイプの選手だと気づきました。縦ノリのリズムが感じにくいのです。だからボレロを踊っても、躍動感よりもなめらかな印象を強く受けます。

 でも、それが安藤美姫の演技であり、持ち味だと思うのです。下手をすると印象が散漫になりがちですが、ツボにはまると心に滲みてくる名演を期待できる選手かもしれません。

 ジャンプは2Aと3Sを跳びました。途中できれいなシャーロットポジションでのバックスパイラルがありましたが、そこから3Tは跳びませんでした。

 アンコールは、FPのサンサーンス3番のストレートラインからでした。そろそろ...と期待していたのですが、やはり、音楽にピタっとはまった動きでした。上半身もやみくもに動かすのではなく、きちんとタメをつくって曲想に合わせて演じていました。知人とも話したのですが、全日本後にかなり滑り込んだのではないかと想像します。滑り込んだというよりも、音楽を何回も聴いてくれたのではないかなとも、思う、素晴らしいストレートラインでした。

 世界選手権に、是非ピークを持ってきて、素晴らしい演技を期待したいです。

 小塚崇彦(ラストダンスは私に)

 なんど観ても素晴らしい演技です。もう、とにかくステップの刻みまくり! なのに氷を削る音が聞こえないのだから、エッジ使いの魔術師としか言いようのない技術とセンスです。2S+反回転2Sのコンビネーション、成功したように見えたのですが...自信ないです。

 アンコールは、テイク5です。縦横無尽に氷と遊んでいました。競技会のSPと同じ構成なのか自信がないのですが、ステップ魅せまくりという感じのアンコールです。

 織田信成(仮面舞踏会)

 衣装もSPのものです。おそらく、モロゾフ監修で、ロシアの伝統的な軍服をモチーフにしていると思うのですが、織田選手にとても似合った衣装だと思います。ウィルソンの時には茶系が多かったように思うのですが、今回の衣装の方が彼の演技に映えると思います。リンクサイドにアリーナ席があり、下手するとそこへ飛び込みそうなくらいの滑走スピードでした。さすがに、競技会プログラムです。だからと思うのですが、アクセルは2Aでした。3F+3Tのコンビネーションは、死角に入ったので成否は未確認です。

グイグイと進んでいくスケーティングで、力強さが増したと感じる演技です。念願の全日本を獲りましたし、充実感あふれる時期なのかもしれません。

 アンコールは...確か、もう一度仮面舞踏会のストレートラインだったと思います。さすがに、この衣装でFPはないかなと思いました。

 浅田真央(タンゴ・ポル・ウナ・カベーサ)

 登場から大声援です。普段と比べたら、お子様方の声が少ないかなと思いましたが、やはり平日夕方の影響かもしれません。それでも、ダントツの人気です。「この人については、紹介しなくても良いと思います」と、アナウンサーも投げていました。「皆さんの方が、良く知ってますよね」とも。確かに...(汗。 そうは言いながらも、一通りはキャリアと所属をアナウンスしましたが。

 もう、貫禄の演技でした。ジャンプもミスなく降りたと記憶しています。完成度のとても高いエキシだったと感じました。ただ、中野選手のSAYURIと反対で、この曲は真っ白な照明だと魅力が減ってしまうと思いました。曲調が変わる終盤の高速ステップのところ、ちょっと迫力に欠けたのは、照明の事情もあると思います。真央選手の周囲に暗い影ができないと妖しさは醸し出されないと思います。

 このフェスティバルは、エキシビションなのに、演技後に花などの投げ込みができます。私達もリンクサイドに近い席で観ていたのですが、後ろから花束が飛んできて、結構大変でした。フラワーガールは、時々転んでいました。

 愛知県大会の上位選手達が今回はフラワーガールになっているとのことで、私達の前方に親御さんと思われる方々が居て、フラワーガールが近づくと一生懸命名前を呼んでいました。ご本人達はそれどころではなかったようですが...。

 アンコールは、仮面舞踏会のストレートラインからでした。曲が始まるのに少し時間がかかり、その間ひっきりなしに「真央ちゃん~」と誰かが呼んでいました。時々、真央選手も声のある方向に笑いながら手を振っており、なんとか間がもっていました。それでも、曲が始まれば真顔で完璧に決めるのは、さすがに世界チャンピオンです。ダントツの人気と世界の頂点の実力といい、本当に凄い選手です。

 グランドフィナーレは、男子選手はジャンプ、女子選手はスパイラルorスピンという感じでした。そして、恒例のボール投げで幕を閉じました。パンフレットの表紙に書いてあるのですが、1月26日(月)24:45~25:45に東海テレビで放映されるそうです。

 終演後、私達の席の観客はリンクサイドのカメラマン席を通って退場したのですが、すぐ側でカメラマンが写真を送っていました。撮ったらその場ですぐに送信するようです。PC画面のサムネイルも覗けたのですが、選手達の生き生きとした演技が撮られており、さすがプロだなぁと感じました。

                           以上です。

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コメント

お仕事の後の観戦、お疲れさまでした。

激戦の全日本が終わって選手たちはほっと一息のアイスショーでしたね。楽しそうな様子が伝わってきました。

まりりんさん、こんばは。

コメントをありがとうございます。

>>激戦の全日本が終わって選手たちはほっと一息のアイスショーでしたね。

私もそう感じました。ローカルなイベントなので、温かみのあるアイスショーです。MOIやSOIとはちょっと違った楽しみがあるのかなと思います。

また、レポートすることもあると思いますので、よかったらのぞいて下さい。

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