« 出来る限りで | トップページ | クリスマスに寄せて »

2008年12月23日 (火)

テリー伊藤の転倒

既に報道されているとおり、テレビでお馴染みのテリー伊藤氏が、赤坂のリンクで生番組放送後に氷上で転倒したそうだ。腰を強打して、第1腰椎の椎体骨骨折をしたとのこと。

サンケイスポーツからの記事が詳しい(リンクはこちら)。

この記事で気になるのは、次の記述。

腰椎は脊椎の下にある腰の部分。大きくて強靱だが、その骨が折れるとは、よほどの転び方だったのか…。テリーはヘルメットをかぶり、ひじ、ひざ、臀部にサポーターを着用していたが、TBSは「安全管理を一層徹底し、番組制作にあたりたい」とコメントした。

てっきり、お尻にパットをしていなかったので、衝撃をモロに受けて圧迫骨折のような感じになったのかと思ったのだが、臀部にもサポーターをしていたという。余程ひどく転んでしまったのだろうか?この記事にも書いてあるが、テリー氏(現在58歳)は、高校時代はアイスホッケー部だったとのこと。スケートが全くの初心者ではないようだ。

なので、結構スピードを出しての転倒だったのかと想像する(実際には違うかもしれないが)。

このような怪我は、私達大人初心者でもあり得る。私も、特にバックスケーティングの時に、踵側のブレードが氷にひっかかって吹っ飛ぶように転倒した経験がある。慣れてスピードを出すようになると、氷は別の面を見せることがあるのだ。何事もそうだが、恐怖心が抜けてきた時期が、本当は怖い。

あと、安全のためにパットを装着するのは、フィギュアの子供達もやっていることだが、付けすぎると、動きが制約されることがあるのではないだろうか? ”?”にしたのは、私はパットを着用したことがないからだ。転倒で右肘を怪我することはよくあるので、ここだけは着ける方が良いかもと考えてはいるが、まだしていない。膝や腰は、可動域を妨げることはないだろうか?

滑りにまだ慣れておらず、転んだ時に受身をとれないようなら、やはりパッドは必要だろう。でも、ある程度慣れてきたら、パッドが必ずしも自分の体を守ってくれるか?ということを考えるうえでも、テリー氏の怪我を私達も教訓にした方が良いと思う。

私自身は、頸の怪我もあるので、頭部は打たないようにと医師から言われている。でも、ヘルメットは着用しない。ヘルメットを着けてフィギュアをするくらいなら、もっと安全な趣味に変わった方が良いだろう。ヘルメットをしない代わりに、腹筋と背筋の筋トレは大切にしている。今までも、かなりきわどい転び方をしたことがあるが、反動で後頭部を打たなかったのは、「何がなんでも頭だけは守る」という意識で、頭部を振られないように下腹に力を入れたからだと思う。

尻餅をつくように転倒した時、直接打つのは腰だが、その反動が怖い。自分では体を前屈させて頭を打たないように気をつけていても、弓なりになった体が降られて、足よりも重い頭の方が下に来てしまうのだ。それで、勢いがついて後頭部をぶってしまう。腰→背中(上半身)→後頭部の順番に氷にぶってしまう感じだ。実際、そういう転び方は何回か目撃したことがある。だから、転んで危ない!と思ったら、歯を食いしばるくらいに腹筋に力を入れて反動を殺し、同時にシットアップ(腹筋運動)をするつもりで頭を持ち上げないと氷が襲ってくる。私自身も、ヒヤっとしたことは何度かあった。

転ぶにしても、なるべく横向き(だから右肘を打ってしまうのだが)とか、スライディングをするように勢いを殺して転ぶのが良いと思う。そのためには、やはり腹筋や背筋をきちんと鍛え、バランスを崩しても、多少は持ちこたえて良い態勢で転べるだけのスキルがあると怪我の防止にもなるのではないだろうか?筋トレは、パフォーマンス向上だけでなく、怪我を予防するうえでも大切である。

テリー氏は、転倒後、かなり痛かったのではないかと思う。心から、お見舞いを申し上げたい。滑った時に、どんな靴を履いていたかを知りたかったのだが、その情報は得られなかった。尻餅をつくというと、フィギュア用よりもホッケー用の方が可能性は高いと思う。フィギュアは踵までしっかりあるので、ゆっくり滑る分には後ろには倒れにくい。むしろ、トゥピックが氷にひっかかって前のめりに転ぶのが多いと思う。でも、先にも記したが、一般の滑走者の方々を見ると、立った姿勢でバランスを崩し、持ちこたえられなくて尻餅をつく人は、やはり見かける。フィギュア靴でもあるような気がする。

もしも、バランスを崩して転びそうになったら、なるべく膝を曲げて、重心を低くすると良いと思う。膝を曲げるのは、スケーティングの基本である。むしろ、膝を伸ばして直立に近い姿勢だと、重心の位置が不安定になって転びやすいと思う。あとは、無理に持ちこたえようとせず、重心を低くしながら足の方から崩れるように氷につくと安全ではないだろうか?

ただ、転ぶ時に、反射的に手(利き手の場合が多いと思う)を突くのは危ない。手に衝撃と体の重みがモロにかかって、手首や腕の先の骨を骨折することもある。普段の生活でも、転倒の際に手をついて高齢者が腕を骨折するケースは多い。なので、私は瞬間的には手を突くが、なるべく衝撃を流すような感じで腕を滑らせ、結果的には肘から先の腕全体で氷に付くような感じにしている。これだと、どうしても肘を痛めやすいのだが...手首を骨折するよりかはマシかと思っている。とにかく、転び方も上手になりたい。

一番怖いのは、足払いを食わされたような転び方だ。だから、無理に頑張らずに自分から転んでいくこともある。実際、ジャンプの時もそうだが、「これは降りれない」という態勢か、「頑張ればバランスが保てる」という態勢かの、み極めが大事だと思うこともある。降りれないと思ったら、無理せずに転んでしまう。そこで無理したら、ひどい転倒になるかもしれないので。瞬間の勝負だが、案外そういう見極めの良し悪しが、怪我に強いか怪我をしやすいかの違いになるのかもしれない。

ところで、テリー氏の回復状況についても、続報が出ていた。もう、番組復帰を果たしたそうだ(リンクはこちら)。さすが、聖路加国際病院と思った。

« 出来る限りで | トップページ | クリスマスに寄せて »

セルフケア」カテゴリの記事

コメント

聖路加国際病院で行っている骨セメント療法は
まだ保険がきかず30万円ぐらいする上、手術希望者が多く半年くらいまつそうです。
その他に全国で骨セメント療方を行ってる病院は
ないので私たちが第1腰椎を骨折すると数日寝たきり生活になります。。硬いコルセットして退院しても痛みが強いです。有名人っていいですね。。

ちっちさん、こんばんは。

早速のコメントをありがとうございます。

骨セメント療法って言うんですね。記事の治療法の概要がわからず、調べなきゃと思っていたのです。実は、私、整形外科は苦手なんです...(冷汗)。
スケートの関係上、もっと勉強せねばいけないのですが...。また、気が付いたことがありましたら、是非教えて下さい。

>>有名人っていいですね。。

はい、それを思いました。
テリー氏の場合は、紅白歌合戦の出演や演出の関係もあったようですので、プライオリティー(?)が高かったのかもしれませんね。でも、受傷から数日で番組復帰って、本当にびっくりです。

この記事へのコメントは終了しました。

« 出来る限りで | トップページ | クリスマスに寄せて »

バナー

フォト
無料ブログはココログ