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2008年9月27日 (土)

’08年中部選手権1日目('08年9月26日)

昨日、’08年9月26日(金)から3日間の予定で開催される、’08年中部フィギュアスケート選手権大会の初日を観戦に行ってきた。仕事が終わってからだったので、クラブの子も出場したノービスB女子の応援は全くできず、選手権男子だけ観ることができた。クラブの子の演技に間に合わなかったのは残念だったが、小塚選手の素晴らしいショートプログラムを観ることができたので、行った甲斐はあった。

会場に着いたのは午後9時ちょうどの頃。予定表だとノービスBの最終(第6)グループが始まる時間だったが、もう選手権男子の6分間練習になっていた。この時から、小塚選手の体のキレを感じた。ジャンプもしっかり決まっていたようだし、滑走やスピンの回転のスピードがとても速い。なにより、身にまとっているオーラというか、雰囲気に充実感があったように感じる。6分間練習では、あまりバンバン跳ぶという感じではなく、練習最後の1分間は佐藤信夫コーチとリンクサイドで打ち合わせをしており、あわてた様子は全然なかった。その後でサーキュラーとスピンコンビネーションのおさらいをして、上がったと思う。

本番での滑走順は二番目。

1番滑走の湯浅邦仁選手が、競技でも流した演技をしており、ジャンプはスリージャンプとシングルのコンボ、単発のシングルだった。ステップもきちんと踏んではいたが、上半身に力を感じず、本番モードではなかった。それでも、演技のバランスはとれており、振りはちゃんとやっていたので、集中力は切れておらず、破綻も感じなかった。7級所持の選手権クラスの選手が、例え最下位でも上の大会に進めることがわかっているとしても、抜いた演技を本番で行うのは観ていて残念に思う。出た点数も、当然だが非常に低いものだった。

でも、もしかしたら怪我で跳べる事情ではなかったかもしれないし(6分間練習では、小塚選手ばかり観ていた...すみません)、湯浅選手なりの事情があったのかもしれない。私の気持ちでいうと、昨年のように冒頭の大ジャンプ一つにかけて、その後は失敗が続いた昨年のフリーよりも好感がもてた。最後まで演技してくれたという意味では、良かったと思う。

ただ、会場の雰囲気が冷え込んでしまい、その直後に小塚選手、というのが少し心配だった。結論を言えば、全く関係なかったのだが。

湯浅選手がリンクから去った後から、もう集中しているのは滑りから感じた。とても頼もしい雰囲気だった。そして、コールされ、いつもの通り、いつものように、リンクサイドで佐藤先生から背中を押されて(というか、あれは軸の確認なのだろうか?)、センターへ出て行った。全てが予定通りという感じ。

曲は、”テイク ファイブ”。昨年の村主選手のショートプログラムと同じ、デイブ・ブルーベックカルテットの演奏のものだと思う。でも、演技の雰囲気は全然違った。

村主選手の昨年の演技は、全日本のSPでしか観ていない(本当に素晴らしい演技だった)が、ジャジーな雰囲気を前面に出したリズミカルなものだと感じた。”ズチャッチャチャッ チャッチャッ”という3拍+2拍の変則5拍子のピアノのリズムを大切にしたのが特徴と覚えている。もちろん、圧巻はドラムソロでのストレートラインステップだろう。叩きつけるスネアドラムと共に歩を進める姿に、演技者の迫力と振付家の創造性の両方で圧倒された。

それに対して、小塚選手の演技は、5拍子全体を包み込むような広がりが特徴だったと感じた。リズムよりも曲の可能性、もう少し具体的に言うと、アルトサックスのメロディーを大切にした演技だったと思う。特に、バタフライからフライングシットに入るところが印象的だったが、フワ~としたサックスの音色とトーンを具現化するかのように、大きく、ゆったりと宙に舞ってからシット姿勢に降りていった。フライングスピンの見分けには自信がないのだが...多分、デスドロップではああいうゆったり感は出ないだろうなと思う(違っていたら申し訳ありません)。

ジャンプは、3L+3Tと3A、3Fの構成。全てクリーンに決めていた。軸の回転とランディングが非常に美しい。これを観ただけで、片道2時間の行程が報われた気持ちになった。スピンは、終盤のコンビネーションでAラインを入れていた。回転も速く、気合を感じた。

ステップは、サーキュラーで2回入っていた半回転ジャンプが印象に残った。力強く、しっかりと跳んでいた。やはり、空への可能性を表現しているのかなと感じた演技だった。そういう意味では、雄大で、ジャズカルテットというよりもオーケストラの響きを感じるのだが、デイブ・グルーベックの曲でも違和感はない。村主選手でも、小塚選手でも、と、様々なタイプの演技に合わせられるのも、ジャズのスタンダードの偉大さなのかもと思う。シング・シング・シングもそうだが。

得点は、82点台。とても高い評価だと思う。素晴らしい演技だった。

もう、出勤の時間なので、あとは急いでわかった情報を。

1.パンフレットは選手受付の所で販売。¥1,000

2.吉田美理手は、エントリーはされている。

※吉田美理選手の理の字が間違っていましたので、訂正しました。申し訳ありません。

3.曽根選手のSPは「篤姫」。中部選手権は今年が最後かもしれない。頑張ってほしい。

4.鈴木明子選手と村上佳奈子選手は、海外派遣中のためエントリーされていない。これは、予定通りのことだが。

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コメント

中部、早いんですねぇ。
いいなぁ、小塚選手。見た甲斐がありましたねぇ。
今年も楽しみです。

関東ブロック、見たかったんですけど、丁度予定が入っていて見られないんですよねぇ・・・

知り合いの子たち、応援に行きたかったのですが・・・。

ちなみに、「篤姫」使っている選手いるんですねぇ。
いいなあ、見たいなぁ。

>yuujiさん

おはようございます。コメントをありがとうございます。中部選手権、頑張って三日間行って来ました。三日ともフルに観れた日はなかったのですが、これだけ競技会に行けるとお腹いっぱいです。

ただ、肩に当てるタオルをいつも忘れてしまったので、やはりリンクの冷気が頸のあたりに辛かったです。しきりと、肩周囲をマッサージしてました。
yuujiさんも、咳が早く落ち着くと良いですね。

小塚選手は、期待大です。早速、今月26日(日)-日本時間ーからのスケートアメリカに登場しますので、楽しみです。フリースケーティングのレポートも、なるべく早く出したいと思います。

>>ちなみに、「篤姫」使っている選手いるんですねぇ。
>>いいなあ、見たいなぁ。

中部地方の一部のファンには、安藤ミキティよりも人気のある、曽根のミキティが演じてました。

Wikipediaにも項目があるんですよ...。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%BD%E6%A0%B9%E7%BE%8E%E6%A8%B9

曽根選手は、安藤選手が以前所属していたクラブの先輩ですので、個人的にも仲が良いようです。昨年・今年と両膝(最初は左でしたが、両方痛めてしまったようです)の怪我を抱えてますが、昨年も全日本までしっかり出場してくれました。そのあたりは↓に詳しいです。

http://www.ctv.co.jp/straight/0801091155/figure.html

私も、リンクでお見かけすることがありますが、本当に素晴らしい選手です。「篤姫」、是非、全日本で多くの人達が見てくれれば...と願っています。そのためにも、西日本での健闘を祈らずにおれません。

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