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2008年5月18日 (日)

マスターズに行ってきました

5月17日(土)に東京のダイドードリンコ アイスアリーナで開催された、第14回マスターズチャレンジカップに参加してきました。先ほど帰宅したところです。

会場でも多くの方々の応援をいただき、演技後も感想やアドバイスをいただきました。本当にありがとうございます。

既に暖房室に動画が掲載されていたので、見てみました。演技中からわかってはいましたが...足に来てます。全然足が動きませんでした。別エントリーで報告するかもしれませんが、前日からの強行軍がたたったのと、初出場で緊張したのと、両方だと思います。演技の始めから終りまでつまづいている映像をみて、よく転ばなかったと、つくづくホっとしています。フリップの後のバックスリーは上手くいったのですが、細かいフォアクロスでつまづいて、ジャッジ席前でする予定だった、スリージャンプ+トゥループのコンビネーションが抜けてしまいました。

「スケーティングが駄目なら、自分の何を評価してもらうんだ...」と半ばパニックになりながらジャッジ席前を素通りしたのを覚えています。

とにかく、滑れませんでした。5分間練習からエッジの乗りが悪く、時間のほとんどをスケーティングのチェックに費やしました。残り1分のアナウンスを聞いてから、やっとジャンプを試し始めたと思います。それでも、感覚はくるったままで、演技中は、フォアとバックのいずれも、アウトに入れるべきエッジがインに入ってしまい、バランスを保てませんでした。

このプログラムは、ステップシークエンスと5のジャンプ、そして最後のスピンのいずれも、フォアやバックのクロスでつないであります。ですので、クロスでつまづくとかなりマズい状況になるはずです...。とにかく...転ばなくて良かった...あと、スリージャンプ+トゥループは抜けましたが、他の4回のジャンプはなんとか降りることができて良かったです。トゥループとフリップの踏み切りが不安定で、いわゆる「またぎ」ジャンプになっていますが、足元がおぼつかないままでの踏み切りでしたので...それどころではなかった...というのが本音です。

帰り路は、悔しさで一杯でした。1分間のプログラムですので、転ばないことが第一ですが、スケーティングは一番力を入れていた課題です。特に、クロスはこのプログラムの肝でもあるので、集中的に練習していました。なのに、全然駄目だった...やっぱり悔しいです。ですので、地元の駅に車を置き、名古屋のリンクで練習してきました。

マスターズの素晴らしいことの一つですが、演技終了後にレフェリーから講評をいただけます。Jスポーツの中継での解説でお馴染みの、杉田秀男先生でした。国際審判の経歴を持ち、現在もISUの役員である方に演技をみていただけることは、本当に貴重な経験です。先生からは...

1.演技にメリハリがあり、タンゴで表現したいことは伝わった

2.動きは悪くない

3.全然滑れてない、練習不足ではないか

とのことでした。3.については、自分でもわかっていましたので、やっぱり言われたか、という気持ちでした。練習不足については、確かに5日間リンクに降りる機会がありませんでしたし、感覚が戻らずに本番を迎えたのは事実です。でも、そういう事情は多くの方々が抱えていることですし、それでも素晴らしい演技をされた方もいらっしゃいました。ですので、「練習不足」と言われないように自分でなんとかするしかないと思います。

もう少し付け加えると、ホームリンクが季節営業のために、4月以降クラブ貸切での曲かけ練習ができない事情は、自分でもなんとかしようと考えていました。それで、試合当日の午前3時半から1時間半、江戸川スポーツランドを一人で貸し切って曲かけ練習をしました。自分でも、そこまでやる必要があるのか?とも思いましたが、むしろ、練習不足を指摘していただいたおかげで、そこまで努力しての結果なのだから...と、悔しさを飲み込むことができました。

この深夜の貸切のために、ほぼ徹夜で試合に臨みました。そのために、足が動かなかったかもしれません。でも...あの曲かけをして、各エレメンツに入るタイミングをチェックをしなければ、たぶんフリップに入るタイミングが遅れて、もっとひどいミスをしたと思います。結果的にはスケーティングはメタメタで、スピンもろくに回れない、そしてコンビネーションを一つ省くというものになりましたが、曲かけ練習をせずに本番に臨むよりかはマシだったと考えています。動画を見直しても、ジャンプに入るタイミングはくるってなかった。このことは、大満足です。全力を尽くしました。これだけは、胸を張って申し上げたいです。

杉田先生から、もう一つ言われました。「1分間のプログラムでは、できることは限られるから」

順位は、H組(40歳代)男子の11人中8位でした。点数が低かった理由は、やはり滑れなかったことと、スピンが回れなかったことが大きいと思います。それと、他の先輩方が3分近くのプログラムを用意されましたので、評価のポイントとなるエレメンツの数が私とは全然違いました。今回は、様々な事情で、初級用の1分間の曲を使わせていただき、その中にできる限りのエレメンツを詰め込みました。ですが、レフェリーからも助言をいただきましたので、個人レッスンの先生にお願いして、2分間のプログラムを作っていただくことになりました。曲は、私が用意してよいとおっしゃって下さったので、決めました。

”アフリカン シンフォニー”を考えております。

もちろん、編集の都合や先生のご意見もありますので、まだわかりません。でも、辛い時、悔しい時に、いつも励ましてくれた曲です。ですので、次は、この曲で頑張りたいというのが、今の私の気持ちです。

8位という順位は、とても嬉しいです。というのも、マスターズでは8位までを入賞として表彰状をくださいます。とても立派なものをいただきました。初出場で表彰状をいただけた。何よりのご褒美です。ですので、このことを足がかりにして、できたら...来年は杉爺...をびっくりさせるような滑りを...でも、相手が手ごわすぎるかなぁ。

とにかく、頑張ります!!

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コメント

お疲れ様でした。

ご本人は、不本意な滑りだったみたいですけど、
厳しい条件の中で、健闘なさったと思います。

11人中8位という成績も、マスターズデビューとしては、まずまずの成績では無いでしょうか?

来年は2分ですね!
時間が長くなる分、エレメンツも増えるので大変で空けと、頑張ってください。

来年こそは、是非選手としてまたお会いしたいです。
よろしくお願いします。

「大変で空けと」→「大変でしょうけど」でした。
済みません。

yuujiさん、こんばんは。応援をありがとうございます。お会いできて、とても嬉しかったです。

滑りは、確かに不本意でしたが、それも実力のうちだと思います。とても収穫の多いデビュー戦でした。

5月中旬開催というのは、確かに、通年リンクが地元にはない私達には厳しいです。でも、週末には名古屋に通えますし、シーズン中はふんだんにリンクに降りることができます。ですので、なんとか事情をやりくりして、できるところで頑張るのが吉かなと考えております。

あと、フィギュアスケートの試合出場って、基本的にアウェーでの戦いであることがわかりました。マスターズに関して言えば、関東の方々はホームリンクでの調整が可能ですが、選手達の試合のほとんどは遠征です。代表クラスになれば、練習用リンクの確保でも苦労しないですむかもしれませんが、たいていの選手達は、強行軍を厭わずに試合に臨んでいると思います。今回は、そういう選手達の真似ができて楽しかったです。

それでも、前日に休みがとれたなら、もう少し楽な予定が立てられたのですが...そうも言えないのが、大人の辛さでして...コンディション調整に失敗したことを先生に報告したら、渋い顔をされてしまいましたが...次はもう少し上手にします。

>>時間が長くなる分、エレメンツも増えるので大変でしょうけど、頑張ってください。

ありがとうございます。
上位の先輩方の凄さを肌で感じましたので、順位を上げることは大変だと思います。でも、今回の反省と収穫を生かした演技を目指していきたいと思います。

来年は、是非、出場選手同士ということで、よろしくお願いします。

こんにちは。
yuujiさんのところでコメントを拝読させていただいてましたが、こちらへは初訪問です。

マスターズへの想いがものすごく伝わってきて、なんとなく泣きそうになっちゃいましたよー。
私は今回3回目の出場予定だったのが、貸切練習中に骨折してしまい、棄権を余儀なくされました。本当に言葉にできないくらい残念で・・・。
だから、ねくすとさんのように「自分に可能な範囲でギリギリのベストをつくして参加」された話を聞くと、ああ、それだけの価値のある大会なんだ・・・と、おかしな話ですが自分の悔しい気持ちまで価値があるように思えて、嬉しかったです。

現在、ギブスはとれてリハビリにはいっていますが、競技に復帰できるのには半年~1年くらいかかるかも、と言われています。もし可能なら、ジャンプ無しでもいいから来年は出たいなァ・・・。

どうか、くれぐれもお怪我にはご注意くださいね。
同年代のスケーターとして、これからもよろしくお願いします。

ミトさん、こんにちは。

yuujiさん達のところでは、いつもお世話になっています。昨年の坂田晃一氏の曲での演技は、何度も拝見しています。

私のブログを読んで下さり、本当にありがとうございます。字数ばかりですが、時々いらしていただけると嬉しいです。

マスターズは、漠然と出たいと思っておりましたが、出場を決めたのは申し込み期限ギリギリの3月終わりでした。後は、クラブの先生の承認をいただき、本格的な準備は4月中旬からという突貫工事になりました。ですので、無我夢中というか、がむしゃらな思いで本番を迎えたという感じです。でも、とても楽しかったです。特に、早朝の一人貸切は、今後はできそうもない(仲間を募ってならするかもしれませんが)、最高の贅沢でした。代償も大きかったですが...。

>>だから、ねくすとさんのように「自分に可能な範囲でギリギリのベストをつくして参加」された話を聞くと、ああ、それだけの価値のある大会なんだ・・・と、おかしな話ですが自分の悔しい気持ちまで価値があるように思えて、嬉しかったです。

ありがとうございます。そう言って下さると、頑張った甲斐がありました。
今回、仕事の都合で出場を断念された方、あるいはミトさんのようにお怪我で見送った方、私の知人でもいます。また、一番のスケート仲間が、悲しい出来事で応援にも来れなくなってしまいました。ですので、そういう仲間達のためにも、ギリギリまで頑張りたいと思っていました。大会というか、リンク上での演技は、そこまでしてでも頑張る価値があると思います。それに、やっぱり楽しいです。

>>もし可能なら、ジャンプ無しでもいいから来年は出たいなァ・・・。

ぜひ、ミトさんの静かに燃えるような演技を、また拝見したいです。
あと、ジャンプなしという意味では、名古屋を拠点としている大人スケーターはかなり厳しい状況に追い込まれつつあります。一部のリンクでは子供達ですら、ジャンプ・スピンを大幅に制限されており、そのシワ寄せが私達が練習しているリンクにも及びそうです。

ですので、来年も今年のように跳べるか、厳しい状況を覚悟しています。それでも、今年は跳べたけど滑れなかったので、来年は滑れれば跳べなくてもいいかな...と、いい風に考えています。

リハビリのご成功を祈っています。
他の筋肉(特に体幹など)を強化しておくと、お怪我をされた箇所への負担が減るかもしれません。

また、コメントをいただけると幸いです。

あはは。なんだかわからないけど、読んでて涙がでてきてしまって・・・。

世の中には、頑張らなくても人並み以上のことができてしまったり、頑張ること自体がかっこわるいみたいに感じる人もいますが、少なくとも私は「頑張る」ことしかできないタイプです。頑張る才能だけは持ってる?(笑)。
だから、ねくすとさんの姿勢に共感します。

今、背筋の強化につとめてます。背筋が生かせるほどのジャンプは飛べないですが、姿勢のキープには役立つかと思って・・・。

こちらこそ、今後もよろしくお願いします。

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