試合前夜
本当は、11月8日はダンスのフリーとエキシビを観に、NHK杯に行くつもりだった。チケットも早々と確保したのに...。ところが、地元のフィギュアの大会がこの日になってしまったので、速攻で諦めた。そりゃぁ、自分が出る大会なら....諦めるしかないでしょう...リッポン、ごめんね(順位的にエキシビは出られそうもないが...結果論だが...)。
なので、何の心残りもなく、夜が明けたら試合当日となる。早朝から当日練習の貸切があるので、もう寝ないといけないのだが、なんとなく、遠足前の夜の気分である。体はクタクタだが。
9月くらいに、試合出場が決まったのだが、かなり良い準備ができたと思う。昨年の夏からは今年のマスターズ用に2分30秒のプログラムの練習をしてきたので、連盟の試合用(1級クラス)の1分間の曲は、ほぼ1年ぶりに練習する形になった。それでも、2006年2月から4年近くの付き合いのある曲とプログラムなので、なんとか形になっていると思う。もちろん、まだまだ練習が足りない部分は残っているが...。例えば、冒頭のスリージャンプをシングルアクセルにグレードアップしたのは良いが、1Aは両足でしか降りられないし、無理に右足のみで降りるとバランスを崩す恐れがある。なので、次のシークエンスにつなげることを考えると、まだまだ不安が大きい。あと、個々のターンの精度はもっと上げないといけないと思う。
こういう課題は、試合に向けての不安材料というよりも、今後の宿題と捉えている。今、自分ができるだけのことはやったと思う。それでも残った課題は、今後頑張れば良いのではないかと考えるのだ。とにかく、冒頭の1A、ツーフットでも良いから次のステップシークエンスにつなげられること、それが試合の成否の大きな目安だと思う。
得点については、技術・芸術の平均で2.5点の獲得を目指している。でも、正直なところ、予定されているプログラムの難易度では2.0点を越えるかどうかだと思う。得点の上積みのために1Tを1Lzに変えたり、コンビネーションジャンプを増やしたりすることを先生と相談しようかと考えたこともあった。でも、曲の雰囲気や長さ(何しろ1分しかない)を考えると、ゴテゴテとエレメンツを増やすことはできないし、トゥループをルッツに変えるだけでも振付の雰囲気は変わってしまうような気がする。もしも、どうしても勝たねばならない試合なら、がめつくでも得点を伸ばすことは考えるが、今回の試合は、このプログラムを演じる最後の機会になると思うので、集大成として、今の自分ができる最良の構成にしたいと考えている。なので、プログラム構成は、インストラクターの先生と昨年のマスターズの前に修正したままにした。
あとは、どれだけこのプログラムを演じられるか、それで得点に上乗せができるかもしれない。滑走スピードが増していることは、クラブ指導の先生(アシスタントの先生)にも一昨日に言われたが、それでリンクをなるべく大きく使えれば、大人らしい見栄えのする演技になるかもしれない。エッジワークも以前よりは改善しているだろうし、ジャンプの踏み切りもインストラクターの先生にかなり指導していただいたので、その成果がジャッジの印象として得点に反映されれば嬉しい(逆に、マスターズの時のようにマイナス評価になれば落ち込むだろうが...)。
それで頑張って、2.3点くらいかな...と思う。でも、奇跡が起こって、アクセルがちゃんと降りれれば...と思うが、奇跡を期待するよりも最悪の事態にならないように努力すべきであろう。結局、2.2~2.5の幅に得点が収まってくれれば嬉しい。2.5点を超えれば、それは神様のプレゼントと考えよう(まさか、政治的意図がジャッジングに影響したなどと言う人もいないだろうし...)。
などと、とらぬ狸の皮算用をしても仕方ないのだが、できる限りのことはしたので、あとは残りの練習時間で調整をして、しっかり疲労抜きもして、本番であわてないように準備をしてリンクに臨むだけである。
不安要素と言えば、先週の土曜日に右足の膝の裏側の筋肉(ハムストリング)をひどく痛めてしまい、2~3日は膝を伸ばすと痛みが走った。幸い、滑走やジャンプには影響がなかったので、普段通りの練習をして、膝のストレッチを入念に行った。傷ついた筋肉がひきつれを起こしているのか、ストレッチでは酷く痛みを感じた。私の場合は、自分で加減しながらなのでなんとか我慢できたが、膝のリハビリで療法士さんにストレッチをしてもらう場合には、それはそれは痛いだろうなと、気持ちがよくわかった。それでも、傷ついた部分も伸ばさないと可動域が戻らないと思うのだが、とにかく...痛かった。
今週の木曜日に、理学療法士さんにみてもらったが、その時には痛みはだいぶ改善しており、現状なら大丈夫と言ってもらえた。まだ、可動域は戻っていないが、プログラムには影響がないので試合では普段通り動けると思う。
あと、体重は減量が進行中である。9月終わりの中部選手権で子供達の演技を見て、やはりフィギュアスケートには軽やかさが必要だと痛感した。もちろん、子供達のようには演技できないが、それでも重さを観ている方に感じさせないためには、体重は減らさないといけないだろうなと決心した。で、10月の間に、87kgから82kgへ、5キロの減量をした。今現在は、足踏み段階で、82キロ前半に止まったままである。
運動習慣は継続したまま、かなり思い切ったダイエットをしたので、ちょっと辛かった。一時期、あばら骨が見え始めた時にはマズいと思い、節制を少し緩和した。基本的には、3度の食事はきちんと摂り、間食を控え、糖分を含んだ飲料も飲まないという単純なものである。ただ、体重の数値を気にするにつれて食が細くなり、美味しいものを食べる喜びよりも食べずにいて数値が減る方に強い喜びを感じるようになったのには、危機感を覚えた。確信しているが、健康を志すのなら、食べないダイエットはすべきではない。
運動をせずに食を減らして減量しようとするのは、健康を害すると思う。むjしろ、多少肉つきが良くても、元気に体を動かす方が私は健康的だと思うし、魅力的になれると思う。
なので、今は多少の間食はしているし、細くなった食を戻すように意識している。もちろん、それでリバウンドしないように注意もしているが。おかげで、下腹の脂肪の付きが落ち、全体に身体のラインは絞れたと思う。まだまだ、無駄な肉はついてはいるが、それはゆっくり落とせば良い。試合には、ほぼ5キロ減量の82㎏くらいで出られるので、満足している。
そんなこんなで、自分なりに考え、努力して試合に臨めるので、嬉しく感じている。本番ではどうなるかはわからない。マスターズなど試合経験もあるので大丈夫だとは思うが、もしかしたら緊張で大失敗するかもしれない。でも、それはそれで思い出になるだろう。
試合当日は、クラブの先生も、アシスタントの先生(今回のプログラムの大元を振付けて下さった)も、私の出場時間には間に合わないらしい。でも、先日の貸切でアシスタントの先生に現在の出来栄えを見ていただけた。4年間も同じ曲を使っていることに驚かれていたが、まだまだ、この曲で勉強させてもらえることはあると思う。実際には、この試合を最後にクラブを移籍するのでこの曲ともお別れになるのだが、アシスタントの先生にご挨拶と感謝の気持ちを伝えられたので、ホっとしている。あと、名古屋でお世話になっているインストラクターの先生は来られるのだが...今回は、敵側になる(笑)。もともと、違うクラブの先生に教わっているのだが、その先生のクラブ生の子と同じクラスで競うのだ。なので、その子にとっても、インストラクターの先生にとっても、私は敵役(やられ役とも言う)になる。今後、飛躍していくであろう子達のためにも、精一杯の演技をして、やられ甲斐のある役割を果たせたら...と密かに思っている。
万が一、私が勝ってしまったら...(ないとは思うが)...その時には、リヴェンジを待つことにしたい(笑)。




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